イマジン・ヨコハマ1000人ワールドカフェレポート 2009/05/09

2009年5月9日(土)の今日は、イマジン・ヨコハマ1000人ワールドカフェがパシフィコ横浜で開催された。

イマジン・ヨコハマとは、横浜開港150周年の節目に横浜の都市ブランドをみんなで創るプロジェクトである。

当プロジェクトではボランティアを募集しており、私はレギュラーメンバーボランティアに応募した。ボランティアにはより多くのイベントに参加するコアメンバーと、コアメンバーより参加回数の少ないレギュラーメンバーがある。

レギュラーメンバーの活動は2回。今日開催された「1000人ワールドカフェ」「市民つながりインタビュー」だ。

今日の「1000人ワールドカフェ」で知ったのだが、横浜市民でなくても
参加できる。私は横浜市民なので参加したが、他の町に住んでいる人も参加するのだから、横浜には人を惹き付ける何かがあるのだろう。そのことも知ってみたかった。

さて、「ワールドカフェ」とは何だろう。聞きなれない言葉だが、私も初耳だった。
抜粋で申し訳ないが、以下の説明が一番分かりやすいと思う。

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ワールド・カフェとは、
「知識や知恵は、機能的な会議室の中で生まれるのではなく、
人々がオープンに会話を行い、自由にネットワークを築くことのできる『カフェ』のような空間でこそ創発される」
という考え方に基づいた話し合いの手法です。

http://www.humanvalue.co.jp/service/wcafe/

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イマジン・ヨコハマのでは、1000人の人と横浜についてお互いに語り合うのだ。
具体的には、一つのテーブルに6人が集まり、主催者から提示された1つの質問についてみんなで意見を出し合う。その際、大きな用紙にカラーのマジックで自由に各人の意見を書く。注意したいのは、雑談にならずに、質問に焦点を当てること

30分経過したら、テーブルに一人だけが残り、残りの5人はそれぞれ別のテーブルに移動する。新しいテーブルには初対面の6名が集まることになる。次の質問に移る前に、テーブルに残った1名は、先ほどの質問で得られた意見を新しく来た5人に発表する。そして今度は主催者から提示された2つ目の質問について、また6人で意見を出し合う。

この流れで、3回テーブルを移動し、3つの質問について意見を出し合った。各人にとっては15名の人と話した計算になる。

全体では1000人の人の意見が(実際には1000人に達しなかったが)収集され、未来の横浜市のロゴやスローガンに反映されていく。

以上が1000人ワールドカフェの手順だ。
では実際に、私が体験したことを報告する。

テーブルに集まった6人は全員初対面だ。年齢、性別、職業、そして今まで生きてきた人生も異なる。まずは自己紹介。当然、自分と横浜とのつながりを話すのだ。
私は東京生まれだが、12年横浜に在住している。
ほんとにいろんな人がいる。仕事でお客様の営業に来ている人、生まれも育ちも横浜の生粋のハマっコ。川崎に住んでいるが横浜に住んでいる友人の家に遊びに行っていた人。横浜市の市職員になりたくて、横浜市民の話を聞きたい人、海外留学して横浜のことを知らない外国人が多いことを知り、横浜をもっとアピールしたいと思っている人。みんな、それぞれ違う想いを持っていることを知ったのは新鮮な驚きだった。

■質問1 「横浜の何が私たちを引き付けるのか」(記憶なので文言は若干違う)。

異国情緒、海、東京から近いこと、などの意見が出たが、私の拙い考えはこうだ。
横浜には西洋から日本にもたらされた「日本初」のものが多い。アイスクリーム、最初の近代水道、事業としてのガス灯、日刊新聞、街路樹など、現在の西洋化された私たちの生活に密着したものが多い。それゆえ、横浜市民は他の都市の人たちより最初に恩恵をあずかった優越感と誇りがあるのではないか。

他の人が出した意見だが、多様性というのも横浜の特徴だ。海ばかりのイメージが強いが、横浜には丘が多く、緑も多い。みなとみらいのようなデートスポット以外にも、旭区に行けば動物園があるし、農業を営んでいる地域もある。一つのものだけではなく、色んなものを取り入れる包容力がある。

■質問2 「50年後の横浜を空から見ると、人々はどんな表情をしているか」

私の意見は、希望と言っても良いが、現在は横浜に住んでいても東京に通勤している私のような人も多い。職場が横浜にあったらいいのに、といつも思うけど、ビジネスは東京に集中しているのでやむを得ない。しかし50年後には、横浜にも東京に通勤しなくても良いくらいの優れた雇用環境が整い、あわただしく東京に通勤する時代が終わって、市民の顔にはゆとりと自信が現われている。これ、ほんとに願っている。

50年後の横浜の姿として、
・農園を持つ人も増え、自給自足が可能となる
・道が広くなっている
・電気自動車や電化製品など、エコな社会になっている
・外国人労働者が増える
・優しい表情をしている

などの、それぞれの未来が語られた。

■質問3 「未来の横浜は、私たちにどんな一歩を踏み出して欲しいか」

難しい問いかけだった。
私たちのテーブルは、様々な意見が出た結果、「自分からあいさつをする」ことに
集約された。外国と比べて、日本では挨拶をすることが少ない。じゃあ横浜市民からあいさつをするようにしよう、という意見になった。

なんだか、小学校の先生の井戸端会議みたいで、あまりみらいの横浜という意見にならなかったな。もっと夢があってスケールの大きいものを期待していたんだけど。

○感想
年輩の方が多いと思っていたけど、意外と若者も多かった。また、すでに何らかのNPOで活動している人や、企業の労働組合の役員をやっている方もいたので、こういう場に来る人はやはり人と話をすることに慣れている人が多いのだなと知った。

最初に座ったテーブルではなかなか会話が始らなかった。他のテーブルをチラッと見ると、楽しそうに話をしているテーブルもあった。配られた冊子を見て下を向いていたりして、いつ口火を切るか迷ってしまった。ようやく「今日はみんな初めての参加なんですよね」と聞いてみて、一時盛り上がったけどまた沈黙。なかなか会話が軌道に乗らない。困ったものだと思っていると、司会者がイベントをスタートして、背中を押してもらう形で会話がスタートした。

テーブルを囲んで数人と話すとき、誰か会話をリードする人がいると助かる。私は口下手のため、なかなか話の輪に入っていけずに、話そうと思った時には次の話題に進んでしまい、あまり話さないで終わってしまうことが多い。今日はもっと話すぞ、と思って参加したのに、あまり話せなかった。話の引出が多く、話が上手な人がいると羨ましいと思う。訓練すれば話せるようになるのだろうか。いつもと同じように自己嫌悪に落ちて終了した。

「市民つながりインタビュー」は、今日参加した一人一人が5人の人に横浜についてインタビューするものだ。だからもうみんなで集まることはイベントとしては終わってしまった。同じボランティアに参加した人たちと継続的に集まることを期待していたのに残念だ。コアメンバーはまだ色んなイベントがあるみたいだけど、私は参加できなかった。

今日の「1000人ワールドカフェ」で出された意見が、どんな形で反映されるのか楽しみである。