福岡発地域ドラマ 「博多はたおと」を観たの巻

ついさっきドラマを観終えたばかりのフレッシュな感想だ。

星野真里さん、竜雷太さん、草村礼子さんらが出演した地域限定のNHKのドラマが、好評のため全国放送となったので楽しみにしていた。

良いドラマだったねえ。就職は人生の一大事である。はたおり職人を目指す柴田春子は一体なぜ職人をめざすことになったのか、気になるところだった。27歳にもなると、友人の多くは企業に勤めててお金もあり、友人が自分よりもはるか先に行っていると感じるだろう。葛藤もあるだろう。ニートと派遣社員時代を経験した自分にも少し分かるところがあった。

春子は祖母が支えてくれた幸運もあったが、芯はしっかりした博多娘で、その意味では「はたおり」と通じるところがあったみたい。

春子は祖母が大切にしていて今はもうなくなってしまった帯を作ることが、自分にとって伝統を引き継ぐことだと言う。細かい話は書かないけど。伝統職人になるというと、つい「何百年の伝統を次世代に受け継ぐため」とか、世間体を考えて大きなことを言ってしまうと自分は思う。しかし、春子が博多っ子ナイトというイベントで、聴衆の前で、ごく個人的なレベルで博多織を目指すようになった話をして、ああ、こういうのもありか。むしろ個人的な話の方が人の心を打つものかもしれないと思った。自分もこの場面で目頭が熱くなってしまったよ。

星野さんの演技も良かった。表情が良い。竜雷太さんも、いかにも長年職人をやってきた無骨さが良い。
博多織は見たことがないが、さぞきれいなんだろうな。