今朝の道新で、先日報道で発覚した国の補助金の返還ミスとともに、生活保護の情報流出、酒酔い運転、そしてパーティー券など、山田勝麿時代で表に出てこなかった中松市政での不祥事について改めて報じられた。

呆れてものも言えない。と何度も言っているが、本当にどうしようもない。コンプライアンス推進室でチェックシートをつくるとか、職場ミーティングで徹底させるとか、そんな小手先ばかりの対策では、ぬるま湯に浸かりきった小樽市役所の改革はとうてい出来ない。

ある市議のコメントが2件出ているが、2件目の「仕事量に起因」と触れている部分について、仕事量は各部課によって様々であるが、まず朝8時50分の登庁時間ですぐに喫煙所でたばこを吸っている職員がいる時点で仕事量が多いという言い訳は小樽市役所以外の世間では通じない。市職員課にも再三、8時50分の仕事始め後、すぐに職員が喫煙所でたばこを吸う姿は市民からの目が厳しいから止めた方がいいと忠告しているのに、いまだ吸っている職員が目につく。

たばこを吸うのが悪いという訳ではないし、休息も必要だとは思うが、例えば別館5階から駐車場内の喫煙所にたばこを吸いに行くのに、何分の時間がかかるだろうか、そんな小さなことでも改善していかなければ、小樽市役所の職員が多くの仕事量をこなしているとは思ってもらえないだろう。

職員の懈怠により市民の信頼はどんどん失っている中で、懸命に働く職員もいるが、これでは懸命に働いている職員のモチベーションも下がる。このまま内部でごちゃごちゃ小手先の対策をしていても、また不祥事が繰り返されるに違いない。内部で出来ないのであれば、もう外部の業務監査が必要としか言えない。

小出しに次々と不祥事を出すこと事態が事をさらに悪化させると分からないのだろうか。もしもまだ隠されている不祥事があるのであれば、すべての膿を出し切ることを勧める。

働きたくない職員は小樽市には必要ない。中松市長は人が良いことは分かるし、身内を守りたいという気持ちも分かるが、そんな職員を抱えていては小樽のためにならないし、また同じ過ちが繰り返される。民間出身である中松市長の民間的発想で厳正な判断が必要とされている。

中途採用で民間のやり手職員が市役所に入りばりばり仕事をこなす佐賀県武雄市が本当にうらやましい。