神戸で19日(土)・20日(日)の2日間で開催された全国若手政治家サミット研修会&物産展のご報告をさせて頂きます。

19日の研修会は、
「リーダーとしての震災への取り組み」と題した岩手県陸前高田市の戸羽太市長と兵庫県尼崎市の稲村和美市長の対談、全国青年市長会の井原巧会長(愛媛県四国中央市長)と全国若手市議会議員の会の植條敬介会長の基調講演、意見交換会「復興支援について」。

20日は、「地域共通診察券」について、独立行政法人国立病院機構京都医療センターの北岡有喜医学博士を講師に迎えて勉強致しました。

戸羽市長と稲村市長との対談では、実際の体験談から国との関わり、他地域との連携、民間と行政の役割分担の大切さ、がれき撤去の国の基準などについて伺うことが出来ました。最後に、
稲村市長からは、「自分たち自身がいかに信頼される行政になるか。若市議の市民の代表の皆さんが、一つの橋渡し役になってもらいたい。行政は、市民の血税を使っているので、信頼されなければならない。信頼出来るよう情報を共有していきたい」 、戸羽市長からは、「被災地の復興には時間がかかるし、迷惑もかける。今の政治家は夢を語らず、熱をもって語らなくなっている。基本的に保守的になってしまっている。政治家は、子どもたちのためにこんな町にしたいと語らないとだめだ。そして、日本の国をしっかりしないと復興をやっても意味がない。熱い気持ちを持っている若い議員が、地元で頑張って頂けることが日本の復興」と熱いメッセージを頂きました。地方から国を返えるの気持ちを強くしました。



この後の意見交換では、青年市長会の市長さんと9班に分かれてグループ討議を行いました。私は、大阪府泉佐野市の千代松大耕市長、寝屋川市の宮本正一議長、宿毛市の岡崎としひさ議員、山口県下松市の森繁哲也議員と、被災時の議員の役割について議論させて頂きました。ここでは、18日(金)の研修会でお話が出た「議員も被害者で、被災したら何も出来ない」という観点から議論し、千代松市長から、行政が議員に求めていることについて、常日ごろからくちすっぱく防災について行政と議論し、若市議や青年市長会などのネットワークを利用して情報収集し議会で質してもらえたらとご意見を頂きました。このほかのグループでは、ネットワークで地域の情報を吸い上げる、行政の話し合いのプロセスを住民に伝える、パイプ役になるなど、様々な役割について提案され、改めて振り返るとても良い機会となりました。この議論後に、三重県松坂市の山中光茂市長から、「議論も大事だけど、このネットワークでまず一歩先に進むことが必要」とのアドバイスを頂きました。私にとっては、今回の研修をしっかり吸収し、小樽に戻っていかせるよう行動することと思いました。

2日目の研修では、ポケットカルテと地域共通診察券について勉強致しました。地域で一つの診察券で、診察までのプロセスを簡略化し、医療費を抑制させるというものでとても参考になる取り組みを学ぶことが出来ました。システム導入も簡単で、これまでの医療システムと共有することができることから、京都を中心に広がっているようです。さて小樽市では住民ニーズがあるのか導入が市民にとって良いものになるのか研究して参りたいと思います。



この研修と同時に復興支援をテーマに全国物産展も開催し、小樽からは子持ちニシンの一本巻きや昆布などの産品を販売しました。売り子はもちろん我々です。ニシンの一本巻きが大変好評で用意した分は完売となりました。自ら物産の設営売り子を経験することで、物産展に参加される企業さんの大変さを身にしみて感じることが出来ました。



おかげさまで本当に実のある研修となりました。

今日の夜小樽に到着しますが、明日からは今度江別で視察が予定されています。行動と勉強、これからも一生懸命に取り組んでいきます。よろしくお願い致します。