ファンタジー作家ミヒャエル・エンデが日本人への遺言として残したテープをもとに制作されたNHKのドキュメンタリーから誕生したベストセラー文庫本「エンデの遺言 根源からお金を問うこと」を紹介します。

仲間たちと地域通貨導入のための研究をする中で、まずはお金の根本を知ろうということで全員でこの本を手にしました。先日直接お話を伺った川口・元栗山町長もこの一冊を手にしてました。

エンデは、思想家シルビオ・ゲゼルの影響を受け、お金の正体を考えていました。 「モモ」や「はてしない物語」などの作品をはじめ様々な部分で問題提起し、さらに日本人への遺言としてテープも残してくれていました。

この一冊には、エンデのお金への考え方、経済金融システムへの問題などが記されています。ずっしりと重く根源的ですが、重要な課題です。私たちが普段何気なく使ったり貯金したり株を買ったりしているお金を問うことから、人間の豊かさとは一体何か、を、見つめなおすことにつながります。ぜひ一度読んで頂きたいと思います。