ナイチンゲールみたいに、
なりたかった。
野戦病院は、
日本にないけれど、
看護師の夢は叶えた。
体きついし、
色々思うことはあるけれど、
患者さんと関わる、
看護は好きだ。
さて、
子供の頃から、
母に端切れをもらったり、
小遣いで布を買い、
何か作っていた。
けれど、もっと勉強したい、
仕事にしたいとまでは、
思えなかった。
欲しい服や小物を作りたい。
ブランドの服は買えないけれど、
似たデザインなら、
作ることが出来そう。
自分の為
手作り品を目にした知り合いから、
「販売」を勧められる。
ちょうど、働けず、休職中だった。
委託販売できそうな、
身近な生活雑貨や愛用品を作り、
置いてもらった。
入園、入学の準備品や、
1点ものバッグ、
洋服などをオーダーで作製もした。
喜ばれる
私も、自信になる。
けれど、お金を頂くのは、
とても神経を使う。
製作に没頭すると、
食事、睡眠も削れてしまう。
好きなものを作り、
気に入ったら、お買いください。
そうでないと、好きな裁縫が、
嫌になりそうだった。
看護は、趣味ではない。
職場を離れたら、
看護師ではない。
看護を辞めようとは思わない。
休職していると、ふと、
○○さん、そろそろ受診だな
△△さん、
この時期調子を崩すよなぁ
長いお付き合いの患者さんたちが、
ふと浮かぶ。
私のこと、
忘れているかも知れないけれど。
裁縫は、仕事を離れて、
没頭できる。
そして、
欲しいものを形作ることができる。
自己満足
仕事にはできないな。