<IOWN中心のNTT 連携で技術UPへ>
~NECや富士通と連携 希望の光へなるか?~

 

 

 

IOWN作2回目となる今回は、IOWNにまつわる日本企業とNTTの連携に注目していきたい。

 

 

 

2021年4月26日、NTTはIOWN推進へ向けて、富士通との連携強化の旨を発表した。

 

傘下へ取り込んだNTTドコモを中心として、「O-RAN アライアンス」(世界の通信キャリア5社が中心となって2018年に設立された5G時代のRANのオープン化などを目的とした機関)を推進しており、この流れの中で2020年にNTTはNECと資本業務提携を組んでいる。

 

 

 

2021年6月1日、NTT子会社のNTTイノベーティブデバイス(旧NTTエレクトロニクス)は富士通子会社の富士通アドバンステクノロジの株式2/3を取得し、経営権を取得した。

 

 

このように、NTTはグループ全体の資産を活かし、富士通・NECといった日本の大手企業と連携を強化中な状態だ。

 

 

さらに、この両社は6G対応の基地局向け半導体へも力を入れている。5Gの際には、ほとんどの半導体を外部から調達しており、その反省を活かす。

 

NECは、6Gで利用されるであろう150GHZ帯対応の通信用半導体を既に既に試作しており、富士通は高出力対応を可能とする屋外基地局向けの窒化ガリウムGaN)を採用した半導体を開発中である。

 

 

タッグを組んだ日本の大手企業の逆襲へ2024年は期待したいところだ。