<TSMC進出地、熊本県の長引く交通問題>

~倍増ペースに事故増加 迫られる早期対策~

 

 

TSMC進出地である熊本県、地下水問題に続いて交通問題も表面化してきている。

 

 

TSMCの進出ち、熊本県菊陽町にて交通人身事故が多発している。

事故の発生件数が昨年と比較して、倍近く増加した。

 

半導体企業の集積地セントウルテクノパーク方面への狭い生活道路や農道などが多くの車に抜け道として利用されることで、危険が増している。

 

 

 

11月30日、熊本県と熊本市は都市高速整備の具体化について、市内にて有識者委員会を開いた。

 

上記でお伝えしたような主要道路の渋滞により狭い道路が活用され、事故が増加しているといった問題について、解決策を模索している。

 

その策の一つに考えられているのが、2021年6月に策定済みの「熊本県新広域道路交通計画」だ。

 

その中には、『10分・20分構想』といった市中心部→高速道路ICまで約10分、熊本空港まで約20分で結ぶ構想や3本の高速道路(①熊本都市圏北連絡道路、②熊本高速道路、③熊本都市圏南連絡道路)整備が掲げられている。

 

 

TSMC進出決定以前の2021年から策定されている計画であるものの、依然実行といった所までは映し出されていない。

 

 

今後、どのようにこの有識者委員会が結論を出し、住民の意見も反映される形に落ち着くのか?

注視してこの交通面の課題について見て行きたい。