<歴史長い長瀬産業 ラピダスの管理も担当>

~半導体材料の輸送管理と再利用事業の投資へ~

 

 

 

創業して100年以上経つ老舗企業が脚光を浴びている。

 

長瀬産業は、京都にて1832年に創業された化学系の専門商社だ。

未来を見据えたモノづくりと技術力に強みを持っている。

 

 

そんな長瀬産業は、ラピダスの北海道・千歳工場への半導体材料の輸送管理を担当することとなった。

 

全国数カ所に存在する拠点へサプライヤーが製造した薬液などを集約し、ラピダスの工場へ届ける。

創業100年以上もの間で培ってきた化学品輸送の知見を存分に活かせそうだ。

 

 

 

続いては、工場建設の投資についてだ。

 

約20億円を投じて大阪府東大阪市に工場を新設する。

ここでは、半導体材料のリサイクル事業を行っていく。

 

具体的には、現像液(露光されたレジストを溶解する工程で使用される)の廃液を再利用するようだ。

創業100年以上経過しているが、この試みは同社初の事象となる。

 

最近の国内における半導体工場の増設需要に応え、環境負荷抑制へ役立てていく。

 

 

ラピダスとのビジネスと工場への新設投資で半導体材料業界へ攻勢を仕掛けていくようだ。