<日本に希望をもたらす半導体企業> 

〜東京エレクトロン・信越化学工業・キオクシア〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(1)東京エレクトロン

東京エレクトロンを一言で表すと、「半導体製造装置の世界のリーディングサプライヤー」である。(自社HP

世界の半導体製造装置メーカーの中では、米アプライドマテリアルズ、オランダASML、米ラムリサーチに次ぐ4位の売上を誇る企業だ。

 

企業内の連結売上の約9割を半導体製造装置が占めており、特にコータ/デベロッパ(感光剤の塗布と現像を行う装置)は2021年時に世界シェア89%を獲得している。

 

その他も合わせて合計5つの分野で世界シェアNo.1と半導体製造装置メーカーの中では、有名な世界に名前負けしない企業だ。

 

なお、時価総額は日本10位の約9兆円を誇っている。

 

世界の半導体製造装置メーカーで世界第4位の東京エレクトロン

 

 

 

(2)信越化学工業

シリコンウエハ(半導体の材料基板)業界で市場シェア世界トップ(2021年シェア30%)なのがこの信越化学工業だ。

 

他にもフォトレジスト(半導体のフォトリソグラフィー工程で使用される半導体製造に欠かせない材料)業界の市場シェア世界第2位である。

 

海外売上高比率80%以上を誇っており、売上高は2023年3月期決算において、2兆8088億円と兆の壁を超えている。

 

 

 

サムスン電子に次ぐ世界第2位のキオクシア

 

 

 

(3)キオクシア

最後にお伝えするのが、元々は東芝のメモリ事業が分社してできたキオクシアという企業だ。

 

日本半導体製造メーカー首位の売上高1兆5000億円(2021年度期)と実績・実力共に申し分ない。

 

前身となる東芝時代には、1987年に世界初のNAND型フラッシュメモリ(SDカードやSSDといったデータストレージが広く使われているフラッシュメモリの一種)を発明し、2007年には世界初の3次元フラッシュメモリ技術を発表している。