超・感動した、いけ花。
このお花、すごい感動したんです。
…とある美術館で。のちほどご紹介します!
●今、そこにあるお花をいける、美しさ。
なぜ感動したかというと、
この花、みんな、その時に生えていたお庭の草花を、その美術館のスタッフさんが、いけていると聞いたから。
いちばん長いのは、タカサゴユリの種がつまったもの。
…ユリはお花だけじゃなくて、こういう形のものも、とっても味がある。
緑の立派な葉っぱはタイサンボクの葉っぱ。
中ほどにささっている、ミニトウモロコシみたいなのは、タイサンボクの実。
向かって右、下の方にある赤いのはドウダンツツジ。
そしてドウダンツツジの対照・左にあるのは、なんとセイタカアワダチソウ。
…このセンス。すごいと思いました。
スタッフの米屋さんがいけたそうです。
知らないお花ばっかりだったけど、すらすらと草花の名前を教えてくださる。
「…でも、これだけわからないんです…」と指差したのが、
セイタカアワダチソウでした。
…セイタカアワダチソウと言えば、雑草のたぐいで、私もわかる。
たぶん、セイタカアワダチソウをいける人ってそうはいないと思う。
…雑草だと思っているから。
でも、名前を知らなくても、美しいと思えば、いける。
花の時期は終わってしまっても、種を宿したその姿に独特の美しさがある。
目の前にあるものと直接向き合うことで、
そのものの本来の美しさを見出すことができるのかもしれない…と思いました。
すばらしいスタッフさんがいるなぁ~♪ この美術館。