束の間
秋に入っていろいろバタバタしてきた。
なんとか間に合わせていた予定が、手の間からこぼれ落ちすぎる。何件かの予定をずらして、手の足りないところを手配して、それでもどうしようもないものは、ごめんなさい。
有限なリソース、全ての人に同様に与えられた時間を使ってやるのだから、全ての依頼には応えられないのだ。
そうやって調整して、なんとかこなせるはずの予定を組んだ今日一日が始まる。あっち行ったりこっち行ったり、段取りもいっぱい。
だからこそ朝はちょっとだけゆっくりする。
自分のためだけにいれたネルドリップコーヒーと、先日のイベントでお隣だった作家さんの一目惚れしたお皿にフルーツとシフォンケーキ。
ケーキはカフェで出してるやつ。
最近は毎週、違うフレーバーで作ってくれるので、毎回味を見るのが楽しみだ。今回は、ラム酒入り濃厚キャラメルシフォン。
束の間の充電。
電気はプラグに差し込んでる時間が長ければ長いほど充電できるが、人間のいいところは気分があるので瞬時にそれがかなう(その逆もあるが…)。
たった数分、数秒が、どれだけの意味を待つか。
時間それは全ての人間に同じように流れているわけではないと思うよ
時間それは感覚であって生きたということはただの記憶でしかないって本で読んだ
20代のころよくきいていた歌詞を、今になって噛みしめる。
さて、行きますかー。