祥月命日

昨晩実家から帰宅

夜中、旅立った時間を過ぎても眠れず…。


午前中、お花を買いに


そして今年も竹の子が届いて

竹の子しごとを少し


今日は竹の子づくしを

一緒に



4年前

朝7時過ぎに葬儀場から一人で帰宅

マンションの廊下から、悲しいほど綺麗な

富士山が見えた


思わずドアをあけて

「富士山、綺麗だよ!」

て、言いそうになった


だれも居ない家

何の音もしない部屋


日常を喪う

死別の苦しみを知った日

胸をかきむしる程

悲しくて寂しくて


小さくなって帰ってくる

主人のために

祭壇をつくった絶望の日


あれから4年

富士山が綺麗に見えるのが

まだ怖い日


それでも

ちゃんと、主人のために

竹の子ご飯

作れるようになった

この4年


いろんな事があって

よろけながらも

歩いてきた


あとどれくらいあるのかな

人生の時間

心細い夜をあと何日過ごせばいいのかな…。


4年前と違って

江ノ島界隈

人、人、…だらけ


世の中が変わっていくね……

置いていかれそうでこわいけど


行ったり来たりしながらも

歩いていかなくちゃね…。


部屋中が

竹の子を炊く香り


主人に

届いていると

いいなぁ