単身赴任していた時折々に女子社員が訪ねてきた。
なみとかのりことかたみよとかひろみとか。
惣菜作りすぎたのでおかずにどうぞとか、
遠出したのでお土産をとか、
地場の特産品をいただいたのでお裾分けとか、
ここのカステラ美味いので買ってきましたとか。
その他いろいろ。
大抵は玄関先で少し話してありがとう、じゃあまたねって感じで。
一度なみに茶でも飲んでく?って聞いたら、
はいと言うので部屋にあげたことがある。
少し話し込んで冗談めかして今夜泊まって行くかと聞いたら、
はい、お願いしますということになった。
いろいろな話をして交代でシャワーを使って、
夜中に一つ布団に入ったのだけれど、
ちょっと肩を抱いただけで、
他に何もせずにすっかり寝てしまった。
翌朝、私って魅力ないのかなあと言われ、
急に罪の意識を感じた。
ああ、ぼくは「挿れてもらえない女」を量産していたんだなあ、と。
後悔は今でも続いている。
