手術室に入りました。
手術中は何も身につけてはいけないので、コンタクトもできません。
手術台に上がるまでは眼鏡をし、上がったら眼鏡は預けます。
私はド近眼なので、裸眼では周りの様子がほとんどわかりません。

まず驚いたことは、手術台が狭い!
手術台に上がったあとで高さ調節をされ手術台が高くなっていくので、落ちそうで怖かったです。

麻酔を打つときは、横向きに寝て背中を丸めます。
お腹が大きいのでさぞやキツイだろうと思っていましたが、看護師さんたちに頭や脚をグッとおさえられるので、さほど自分の力は使わずに済みました。
ただ、狭い手術台の上でこの姿勢は怖かったです。

執刀医が麻酔の説明をしています。
水色の看護師さんたちの中に一人だけ緑色の人がいたので、たぶんそれが執刀医なんだろうなと思い、そちらを見て返事をしました。
裸眼だと人の顔までは見えません。

麻酔の注射は痛いが動くと危ないから体が逃げないようにすること。
叫んでも良いから。
と、執刀医が言いました。

叫ぶほど痛いのか?
そんなこと言われたら余計に怖くなるじゃないかと思いました。

そして背中に麻酔を注射されました。
深く刺され、とても痛かったです。
叫びはしませんが、無意識に体がピクッと逃げます。
動かないで〜と言われます。

そしてもう一発、注射をされました。
一本目と同じように痛いです。
同じように無意識に体がピクッとし、あっすみません…と言いました。
これにて最も痛い瞬間を乗り切りました。

するとすぐに麻酔が効いてきました。
麻酔は部分麻酔で、下半身にだけ作用します。
片足から順に痺れるように、だんだん感覚がなくなっていきます。

麻酔ってただ無感覚になるだけだと思っていたのですが、脚が何とも気持ち悪いんです。


執刀医が何かで脚をつつき、そのあと胸あたりをつついて、どちらの方が強く感じますかと尋ねます。
最初は同じくらいなのが、しだいに脚では感じなくなります。


麻酔の作用なのか、私の血圧は下がっていきます。
同時に、吐き気がしてきます。
麻酔か抗生剤の副作用らしいです。


お腹の上にカーテンのような目隠しがあるのと裸眼なのとでよくわかりませんでしたが、いよいよお腹を切られているようでした。


つづきます。