突然息子を亡くし、追われるように通夜葬儀を済ませた数日間は、たくさんの人に囲まれいつもと違う場所で過ごし、緊張感と非日常的な世界に救われていた部分もありました。
葬儀の翌日から数か月間の、今までとは明らかに違った日常に戻ったときが、最もつらい期間でした。
自分の中ではこの数か月を「暗黒時代」としております。
今日からはこの暗黒時代の振り返りです。
葬儀の翌日は、具体的に何をしていたのか覚えていません。
でもたしか、香典返しの整理を一気にやったような気がします。
申し込み用紙にひたすら住所や品名を書き込むのですが、こういうのは勢いで済ませないと億劫になりそうだし、単純作業は気晴らしにも良い気がしました。
この日は主人の実家で夕食をご馳走になることなっていました。
夕方になる前くらいに、義姉から電話がありました。
葬儀で実家に戻っていた義妹がこの日自宅へ戻るのだが、最後に息子に会っていきたいと言うので、お邪魔しても良いかとのことでした。
みんなが気をつかっていてくれていました。
やはり二人きりはつらいので、こういうのは本当にうれしかったです。
すると間もなく義姉、義妹、姪(義姉の娘)が来てくれました。
義姉はスーパーで、半調理品やお菓子、私の好きなものを山ほど買ってきてくれました。
早ゆでパスタやレトルトのパスタソース、茹でるだけのつけ麺セットにトッピングの焼き豚やメンマのセット、レトルトパウチのハンバーグや、温めるだけで食べられるナンドッグなど、きっと私が料理なんかする気持ちにはなれないと感じてくれたのでしょう。
でも私の好物がピーマンなので、生のピーマンも入っていました。笑
お菓子も山ほどありました。
いただきものですが、お茶と一緒にさっそくお菓子も出させていただきました。
みんなでひたすらお菓子を食べながら、楽しく過ごしました。
この後の夕食の話をすると、「一緒に食べさせてもらっちゃおう」ということで、ここにいる全員で主人の実家へ行くことになりました。
主人の実家で食事をするときはほぼ必ず義姉と子供たちがいるので、てっきりその予定なのかと思っていたのですが。
主人の実家では義母がたくさん料理を作ってくれていました。
私の好きなピーマンを使って青椒肉絲などを作ってくれていました。
甥(義姉の息子)も合流し、みんなで楽しく食事しました。
この頃実家での同居を始めた義弟もいました。
このとき私は、主人家の人と過ごす時間がとても快適でした。
今回のことを全て知っていて、私がわんわん泣く姿も見ているので、何も隠す必要がなく、なおかつほんの少しの緊張感はある、といった絶妙なバランスが、なんだかとても楽でした。
毎日でもここで過ごしたいと思いました。
つづきます。