うつ病は薬を飲んで2週間から1か月くらいで軽くなります

初期の落ち込み、食欲不振、不眠などは早い段階で良くなるのですが、気力や集中力は比較的遅くなってから改善します。

 

ですから治療を始めて最初は、良くなっているんか、悪いままなのかわからないと判断がつかない時期が続きます。

もしかして、病気ではなく、やる気なのかな?って誤解することもあります。

 

このような状態だからこそ、現実的なトラブルが起きてしまいます。

うつ病の本来の症状から二次的に起きる障害ともいえるでしょうか。

 

 

【うつ病で本当の辛い7つのこと】

1.本来できていたことができない
TVも見たくない、仕事もできません、家事もできません、育児もできません、娯楽も楽しめません。人生から喜びが無くなっていくのです、以前のように仕事ができるのか、元のよう働けるのか不安になります。

 

2・自分は必要のない人間だと思ってしまう

会社に貢献してきたつもりですが、自分がいなくても会社には影響がありません、会社にとって自分はいらない人だったのかと思ってしまいます。いつも家にいない人が家にいると家族も迷惑そうと感じてしまい居場所がないと感じてしまうのです。自分は価値がない人間なのでは?いない方がいいのではと感じてしまうのです。

以前の自分はどこかに隠れてしまい、役に立たない今の自分の姿だけしか見えなくなってしまうのです。

世の中に必要のない人などいません。自分を見失わない様にしましょう。

3.世の中から取り残されてしまう不安
辛い時ほど見てしまうのが他人のSNSです、同年代で成功している人たちの姿を見て、療養中で何もしていない自分の姿を見ると情けなく見えてきます。自分以外は上手くいっているという錯覚に陥ってしまい、不安になってしまいます。まず、SNSは見ない様にしましょう。人生は人によって違うので比べても意味がありません。人生は勝負ではありません。

4.怠けていると誤解される

うつ病の苦しさはなってみないとわからないものです。うつ病は姿形が変わるものではないので、家族から怠けていると思われていると誤解されることがあります。いつ治るの?と質問されて傷つくことがあります。また、家でゴロゴロしていると、これぐらい出来るでしょと言われたり、家で暗い顔しないでと言われたり家庭が針の筵に感じることがあります。家族にはうつ病を理解してもらいましょう、一緒に病院に付き添ってもらい、主治医に説明をしてもらうことも有効です。

5.お金の問題
お金のことが心配でゆっくり休んでいられない人もいます。自分だけならばともかく家族を養わなければならない人の場合は責任感からお金のことが頭から離れません。休病中は傷病手当金を受けとるとよいです。長期で働けない場合は障害年金を受給することも可能です。

6.孤独
うつ病になると人と話せない時が多いです、付き合いができなくて友達が減っていくこともあるでしょう、病気をかっこ悪いと考えてしまい隠してしまうこともあります。話すことは大事です、身近に話せない人がいない場合はカウンセリングを利用しましょう。

7.薬で太ってしまう
うつ病で動けなくなったり、薬で食欲が亢進して体重が増えることがあります。食事の制限だけでは改善しない場合は医師に相談してみましょう。防風通聖散エキスなどの漢方薬が効く場合もあります。