みなさん、こんにちは!
日常の中で、ふと「これって○○ではないか?」と思うことが多いので、これからそんなことを考えたらスマートフォンにメモをして、ここで発信したいと思います。
今日は「尺度」について語りたいと思います。
尺度とは簡単に言えば「ある対象について評価する際の基準となるもの」です。
例えば”長さ”を評価する基準となるのはm(メートル)という尺度であるし、”質量”を評価する基準となるのはg(グラム)という尺度です。
また、物質的な対象についてだけではなく、非物質的な対象についても尺度があり、それは例えば”感覚”です。
誰かを家に招くことになり、あなたは家の掃除をします。
掃除が一通り終わり部屋を見回したとき、あなたはこう思うはずです。
「このくらいきれいにすれば十分かな?」
この時、あなたは無意識に頭の中に「あなたが思う最低限度の部屋の片付き具合」を用意し、これを尺度として、掃除が終わった後の部屋の状態を評価したのです。
これも十分、尺度と言えるでしょう。
このように、物質・非物質にかかわらず、社会には様々な尺度が無限に存在しています。
では、ここで例えば「幸せ」についての尺度を考えてみましょう。
Aさんは1に”金”、2に”地位”、3に”人間関係(家族や恋人)”という順の尺度で「幸せ」を捉えています。
Bさんは1に”人間関係(家族や恋人)”、2に”健康”、3に”金”という順の尺度で「幸せ」を捉えています。
Cさんは1に”金”、2に”金”、3に”金”という順の尺度で「幸せ」を捉えています。
上記の三名は、それぞれ持っている尺度も異なれば、その重要度も異なるため、仮にAさんとBさんが同じ状況であったとしても、Aさんが幸せと感じているけれどBさんは幸せと感じていないということもあり得ます。
このように、一人一人ある対象について用いる尺度とその重要性が異なります。
以上を踏まえて、私が考えたことは2つあります。
①自分の尺度とその重要度を信じる
②尺度はなるべくたくさん持っておく
①について。
私は、ある対象についての自分の尺度とその重要度を他人の意見(尺度)で変えてはいけないと思います。
時に、それを”こだわり”というのかもしれません。
自分の尺度を捨て、他人の意見に流されて手にしたものは、きっとあなたを満たしてはくれないでしょう。
だからこそ、自分の尺度とその重要度を信じて物事に向き合うべきだと私は思います。
②について。
尺度をたくさん持っておけば、ある対象についてより多角的に捉えることができます。
尺度を多く持っていれば、例えば「Dという側面から見ると負の影響が大きいが、それをEとFの側面でカバーすれば負の影響を0に近づけることができるのではないだろうか」というように、Dという尺度しか持っていなければ失われていたかもしれない可能性を、EとFという尺度を持っていたことにより失わずに済むのです。
つまり、多くの尺度を持っていれば多くのチャンスを諦めずに手にすることができるのです。
また、何かリスクが迫ったときであっても、多くの尺度があればあらゆる方向から対象を捉え、冷静に対応することができます。
みなさんも、ぜひたくさんの尺度を持って、自分の尺度をしんじて可能性を広げましょう!