来るはずのないお盆休みという幻想を羨みながらビール飲んでます。仕事終わりのビールは至高。
そんな夏休み的なものが無い自分ですが、ちゃっかりこないだ旅行にいきまして。いざ、九州してきました。
ほんでもって、実は憧れていた軍艦島へ行ってまいりましたよ。
正式名称は「端島」という島で、世界文化遺産にも登録されてます。
良質な石炭の採れる小さな島にはかつて多くの人が住んでいたとのことで、1960年代には人口密度が東京の約9倍ほどだったと。エネルギー革命の影響で石炭の需要がなくなってきたこともあり、今では人一人住んでない島となり、この建物たちだけが残されている状態です。そして、世界文化遺産に登録され、島の一部分だけ一般人でも上陸できるようになったのですと。
ちなみに、海に囲まれた島なので、波の影響などで年間100日程度しか上陸できないようです。ちょうど九州に台風が近づいていた時だったのですが、日頃の酒癖以外の行いが良かったのか無事上陸させていただけました。アリガタヤアリガタヤ
無事、軍艦島に上陸すると、専門のガイドさんによる案内のもと島内を見学できます。そのガイドさん自身が当時数年だけ軍艦島で生活をしていた方のようで、説明も当時の様子が鮮明に浮かび上がるようなものでした。「この島は埋め立てられてここまでの大きさになった」「映画館やバーもあった」等、何を聞いても驚きっぱなしで、本当に異次元に来たような感覚でした。
軍艦島に行くまでは、ただ廃墟を見られればいいやって思ってたんですけど、実際に上陸してみてからすごく刺激を受けまして。
今となっては人は住んでいないですけども、この島の歴史を知ったことで、ただの廃墟が残された場所ではなく、とてもエネルギッシュな場所だなと感じました。全く虚しさも感じませんでした。
すごく心に突き刺さると言いますか、どんどん変わってく時代の中でしっかり生きていた証を残さねばという謎の使命感に駆られてます。うまく言えない。
ご興味のある方はぜひに。




