ターン/北村薫


さて、何から話そう。


設定は、まあ、昔からあるにはある。
月日を経過しない、1日の無限ループ。
異なる時間軸の存在を重ね合わせる発想とその解釈は面白かった。
少し込み入りそうだが、読み易く表現する著者の力が垣間見られた。

そして、男性著者が描くみずみずしい主人公女性の心情の変化や人格、思考は見事であった。
よくヒロインには、書き手の好みが反映されると聞くが、そこには言及しない。
まさに、みずみずしい。
あまり、愛だのを主題にしたモノは読まないが、主題という程の大袈裟な表現が適切か否かには触れないが、会話の端々にみられる愛・感情(感受性)の奥ゆかしさや妙には舌を巻く。
会話が、しっくり読める・みてとれる、と言った感じか。


オチは何だか走り過ぎてる。
あの速度が良いのか、設定上仕方無いにしても、私は物足りなさを感じた。
もう少し、主人公の動きが欲しかった。
そう思うのも、その主人公の魅力故にか。





『時は、金なり』
しかし、その時の価値は常に変動します

よく覚えておきなさい

それは、あなたが決めるのです
そして、あなただけのものです


人の作ったモノを批判するのは気が進まないけど、夜行バスで観た映画は寒かった
流石にタイトルは伏せるけど


在り来たりな内容
平凡な演出
大根役者

オレだったら、こうするって思うところばかりが目につく
ってか、こんな内容の作品は作る気もせんが


まあ、こんな素人がこんな文句並べても社会には微々たる影響すら無いんやろうけど


もう、こんなんやめよ
次は、何が嫌いかより何が好きかを語っていこうかね





脂焼けした歯を溢して天使が笑う
蔑み、嘲り、卑下するかの様だ
まさに神の、天からの遣いに相応しい笑顔だ