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コンセント増設には資格が必要!

 

新しい家電製品を購入したとき、引っ越したとき、部屋の模様替えをしたときなど、「ここにコンセントがあったらよかったのに」と思ってしまう経験は誰にでもあると思います。延長コードやタコ足配線だと、足が引っ掛かり転倒する可能性や、火災の危険性も高まるので、そこでおすすめなのがコンセントの増設です。

 

しかし、例え自分の持ち家だとしても、コンセントの増設には「電気工事士」という資格が必要となります。今回はそんなコンセントの増設について具体的にお話したいと思います。

 

コンセントを増設する前に

実際にコンセントを増設する前に確認しておかなければならないことが2つあります。

1つ目は分電盤に空きがあるかどうかです。分電盤の中にあるブレーカーによって使用可能な電気量が決まります。もし使用している分電盤に、電気の許容範囲の空きがないのであれば、コンセントを増設する前にまず分電盤を確認しましょう。

 

2つ目はコンセント増設の場所と目的です。分電盤とコンセントを増設したい階が異なれば、電気の配線を隠すことができない場合がありますし、コンセントには種類があり、アースと呼ばれる人体や家を電気から守ってくれる安全装置が必要なものもあります。コンセントを増設する前に必ず場所と目的を明確にして下さい。

 

 

コンセントの増設方法と種類

コンセントの増設方法は露出型と隠蔽型の2種類あります。その違いはコンセントの配線を隠すか隠さないかという点です。配線を隠さなければ、手間が省けるし何処にでも好きな場所に増設することができますが、見栄えが悪いというデメリットが否めません。逆に配線を壁などの中に入れて隠した場合には、見栄えも悪くなく、増設したともわかりにくいですが、増設場所に制限ができたり、壁の補修費用が余分にかかったりするデメリットが生じる可能性があります。

どちらの増設方法をとるかは増設したい場所や目的を明らかにした上でけんとうしたいところです。さらに、増設の目的によってコンセントの種類も変わります。

先ほどお話したようなアース線を接続するための専用コンセントは、冷蔵庫や電子レンジ、洗濯機などを使用する際に必要になります。また、エアコンやIHコンロなどは使用する電気容量が大きいので、通常の100Vコンセントではなく200V用のコンセントが必要になります。給湯器など外に設置される設備に使用するコンセントであれば、雨天時のことを考慮した防水コンセントを増設しなければなりませんし、広いリビングやオフィスなどで壁から離れたところにコンセントを増設したい場合はフロアコンセントという床の中にコンセントが隠れており、必要なときに床から取り出して使用することができるものを増設することになります。

 

「コンセントの増設くらい、意外と簡単そうで自分でもできるのではないか」と思う人もいるかもしれませんが、電気工事は感電や火災を引き起こしかねない危険な行為です。

 

そのため有資格者のみに工事が許されているので絶対に素人が自分で電気工事を行わないようにして下さい。

また、今回ご紹介したように、増設方法にもコンセント自体にも種類があるので、コンセントを増設したい場合は何のために何処にコンセントを増設したいのかはっきりさせてからプロに依頼して、きちんと用途に適した増設工事をしてもらいましょう。

 

コンセント増設工事、コンセント調査はお任せください。

 

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