ティエノー　ヴィンテージ・シャンパーニュ2012

スタートは8℃
切りたての青リンゴと赤いリンゴの爽やかな香りと
アプリコットなどの黄色果肉果実の甘い香りが
レモンやグレープフルーツの柑橘香と一緒に香る。
あとカルダモンのようなスパイス感やドライフルーツ感もある。
甘い香りはやがてブリオッシュやトーストの香りへと変わる。
透明感のある爽やかさと凝縮感のあるドライフルーツ感。
それにナッツィな香ばしさ。
香りの構成は非常に複雑。
清潔感と艶めかしい美しさを併せ持つ美女を連想させる。
色っぽいんだけど上品なんだよね。
けどお高く留まった感じはない。
むしろフレンドリー。
こんなんどう考えても惚れちまうだろ。

酸味はしっかりとしている。
しかし決して刺々しくない。
みずみずしい果実味を下支えする酸味のコントラストが優美。
バランスが秀逸で口当たりが非常に良い。
泡感はやや強め。
上品で繊細でありながらしっかりとした味わい。
ブリオッシュやナッツ感もあって非常に立体的。
温度が上がってくると、
しっかりとした果実味とともに熟成感が出てくる。
2008はフローラルさが強いイメージだったけど
2012は良く熟した黄色果肉果実のイメージ。
しっかりと熟したバナナ感とミネラル感のコントラストがたまらない。
これ本当に良いシャンパンだね。
和食、フレンチ、イタリアンで合わない料理はないんじゃないかな？
ぶっちゃけルイ・ロデレールのヴィンテージと
ティエノのビンテージがあれば自分が食べる食事の99％は網羅できる。

合わせた料理

北海道産　モッツァレラチーズ

沖縄県産　バジル

シャンパンのアミューズにカプレーゼって本当に最高ね。

大好き。

北海道産　帆立
愛知県産　浅利
茨城県産　コヤリイカ
天使の海老
野菜いろいろ

ソラマメやローストした芽キャベツが良いアクセントになってる。

旬の魚介と野菜を美味しく頂ける一皿。

海老とソラマメを一緒に食べてからティエノを飲むと

カルダモンのようなスパイス感が広がる。

エレガントでフレンドリーで心地よい。

栃木県産　グリンアスパラ
スペイン産　ハモンテルエル

生ハムとポーチドエッグを添えて。

豊かで樽香がガッツリのシャンパンならトリュフを振るのも良いけど

ティエノのような均整の取れたタイプはシンプルなほうが個人的には好き。

青森県産　アイナメ

香川県産　菜花

火入れがパーフェクト。

身がしっとりとしていて皮がパリパリでクリスピーな食感。

今日一の一品。

オーストラリア産　子羊

愛知県産　新玉ねぎ

ティエノーの赤い肉耐性の良好さを

これでもかというぐらい感じられる一品。

ここのラムチョップは満足感と多幸感が半端ない。

来週は焼肉。

シャンパンの感想043