今日のテーマ「ショート・バケーション②」
新米探偵日記23の続き。
被調査人(以下、マルヒ)が、女性(以下、A)と二人だけで
海外旅行に行くという情報が入った。(国名は伏せます。)
マルヒが単身で、暮らしている高級マンション付近にて調査を開始。
現時点では、Aが、どこの誰なのか不明であった。
その日は、車で空港に向かうと情報が入っていた。
情報は当てにならない事がある。
(虚偽や不審な点があるから調査するのだから仕方ない)
そして、Aとの集合場所は不明であり、現地集合の可能性も否めない。
数時間後、浮き浮きした表情でキャリーバッグ等を持って出てきた。
この時、搭乗時間まで約5時間であった。(時間は伏せておきます)
情報通り、車で移動を開始した。
時間が早いので、Aの自宅に向かうと思われた。
だとすれば、Aがどこの誰かも判明する。一石二鳥である。
しかし、安心したのも束の間だった。
余裕ある行動だと思われていたが、マルヒの車は乱暴な運転で
とある方面に向かって行く。
今回のようなシチュエーションは今後ないと言っても過言ではない。
その為、いつも以上に緊張が走る。
都内某所のマンション前に到着した。
ここが、Aの在住地なのか?
そして、誰が現れるのだろうか?
緊張の瞬間である。
だが、同所よりAらしき人物が現れない。
数分後、マルヒが降車して荷物を整理し始める。
まだ変化なし。
到着して約20分が経過。
単身、近くのコンビ二に向かって行った。
コンビ二で待ち合わせ?
しかし、同店内にそれらしい人物はいない。
飲み物を2つ購入して同マンションに入って行った。
どうみても同所が怪しい。
数分後、マルヒが単身で出てくる。
準備に時間が掛かっているのか?
さらに待つこと約10分。
マルヒが車から降車すると、同所よりキャリーバックを持ったAが現れた。
年齢は20代半ば~30歳位。容姿についてはスタイルもよく美人であった。
マルヒが荷物を積み終えると、Aを助手席に乗せて車を走らせた。
空港ターミナルまで1時間半位の距離である。(この時、搭乗時間まで約4時間強)
猛スピードで走っていく。
都内は少し混んでいたが、渋滞はしていなかった。
その為、1時間強で到着(笑)
チェックインを済ませても搭乗時間まで3時間弱もあった。
(搭乗時間までの行動については伏せます)
これから数日間にかけて、アバンチュールな昼夜を過ごすのだろう。
数時間後、日本を出国した。
二人が楽しんでいる頃、日本では引き続き調査を続けていた。
Aは、20代後半の独身。親族に著名人がいるサラブレッドだった。
そして、マルヒが迎えに行った某マンションにAが住んでいる。
そこで、興味深い事が判明した。
なんと、マンションの名義は、マルヒの会社名義で借りていた。
その後の調査で、同棲はしていないが定期的に同所を訪れている。
数日後(帰国予定日)、予定通りマルヒとAが到着ゲートより出てくる。
すっかり旅行を満喫した模様である。
荷物を車に運んで出発した。(この時、まだ早朝である)
驚いた事に、自宅方面でない方向に向かった。
海外旅行から帰ってきたばかりである。疲れていないのか?
1時間強かけて向かった先は、とある??だった。(伏せておきます)
えっ、マジで!?
それが、最初の感想だった。
そんなこんなで、6時間程度の張込をした。
その後、都内方面に向かっていく。
時間を考えると、Aを送って帰ると思われたが、マルヒが住むマンションに
二人揃って帰宅した。
今日は、マルヒの家に泊まるのか?
引き続き調査を続ける。
夕刻を過ぎた頃、二人が出てきた。
Aを送りに行くのか?それとも夕食だろうか?
車で都内某所に向かった。
そこは、都内でも指折りの高級料理店が集まる建物である。
数時間後、二人は料理を堪能してマルヒが住むマンションに
談笑しながら帰宅した。
その後、Aは帰宅する事なくマルヒのマンションに泊まった。
調査の結果、マルヒの離婚申し出や別居の原因が、
交際中のAにある事は言うまでもない。
そして、あまりにも身勝手な行動で許しがたい行為である。
同時にAも、いくら独身とはいえ限度が過ぎていた。
幼い子供にどう説明するのだろうか?
物事が理解する年齢になった時の事を思うと、
一児の父親として胸が痛くなった案件だった。(完)
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