4日午前5時10分ごろ、兵庫県南あわじ市志知の神戸淡路鳴門自動車道下り線を走行していた運転手の男性(54)から「事故したトラックから運転手を助け出した」と110番があった。

兵庫県警高速隊が反転しているトラックを発見。運転手が見当たらなかったため、周辺を捜したところ、1時間半後に約190メートル南側の高架下でうつぶせで倒れている男性を見つけた。男性は病院に運ばれたが、腰などを強く打っており、間もなく死亡した。同隊によると、男性は滋賀県東近江市の運転手男性(56)。 通報者は道路上の中央分離帯に接触して反転したトラックを見つけ、他のドライバーら数人と運転席からこの男性を救出した。男性が道路脇の路側帯を歩いていくのを確認して現場を離れたという。 路側帯には高さ約90センチの塀があるが、同隊は男性が何らかの原因で約15メートル下の高架下に転落した可能性があるとみている。男性が向かった路側帯の先には非常用電話があったという。