「アパートに監禁していた24歳の女性が死んでしまい、一緒に住んでいた男性と山の中に穴を掘って埋めました」
最寄りの警察署に出頭した女性が、驚愕の告白をしたのは1月18日のことだ。警察は女性の説明通りに、指摘された山中を捜索。土の中からは、死後1年以上経っていると思われる白骨化した遺体が出てきたーー。1月24日、栃木県警は宮城県白石市の山中に遺体を遺棄したとして、同市に住む無職・海部学容疑者(35)を逮捕した。海部容疑者は、19年12月に氏名不詳の遺体を山の中に埋めたとされる。「海部容疑者は、19年の秋ごろから親族の女性と栃木県さくら市内のアパートに住んでいました。詳しい経緯はわかっていませんが、直後から24歳の女性を部屋に連れ込み監禁。日常的に、殴る蹴るなどの暴行を加えていたそうです。同年12月に女性が死亡。海部容疑者は遺体を車で運び、アパートから160km離れた宮城県内の山中にスコップで穴を掘って埋めたとされます。事件が判明したのは、同居していた親族の女性が栃木県さくら署に通報したからです。調べに対し親族の女性は、『いずれわかってしまうことなので話すことにした』と供述しています。遺体遺棄現場は山の急な斜面で、人が立ち入ることはほとんどないとか。ただ細い木が切り倒され、埋めた場所を隠したような痕跡があったそうです」