14日午前、奈良県生駒市にあるコンクリート製造工場で70代の男性作業員2人が砂利に埋もれて出られなくなった事故で、消防によりますと2人は心肺停止の状態だということです。

 14日午前10時すぎ、生駒市南田原町にあるコンクリート製造工場「奈良生駒生コン」から「石をためている機械に人が埋まっている」と消防に通報がありました。

 警察と消防が現場に駆けつけたところ、砂利を貯蔵していたサイロで70代の男性作業員2人が埋まって出られなくなっていたということです。

 消防によりますと、救出作業を続けていた現場の隊員が2人が心肺停止の状態だと確認したということです。

 サイロは高さおよそ10メートル、直径5メートルの円柱状で、中には砂利が高さ5メートルほど入っていたということです。

 2人はサイロの中ではしごを取り付ける溶接作業をしていたということで、警察は何らか原因で転落したものとみて詳しく調べています。