マッチングアプリを使って盛岡市内のマンションで売春をあっせんしていたとして逮捕されていた福岡市の39歳の男が、アプリのアカウントを不正に取得して売春組織に販売していたとして再逮捕されました。
不正に作成したアカウントは1万5000にものぼるということです。

福岡県福岡市の会社員石田晃一容疑者(39)はことし4月上旬、盛岡市材木町のマンションの一室で、マッチングアプリで募った不特定多数の男性客に外国人女性の売春をあっせんしたとして、ことし10月、岩手県警察本部に逮捕されていました。

その後の調べで、架空の女性の名前でマッチングアプリのアカウントを作成し、売春組織に販売していた疑いが強まったということで、先月25日私電磁的記録不正作出などの疑いで再逮捕しました。

マッチングアプリのアカウントの第三者への販売でこの容疑が適用されるのは全国で初めてだということです。

警察によりますと石田容疑者は少なくとも3年前からアカウントの販売を繰り返していて、判明しているものだけでもおよそ15000にのぼるとみられています。

石田容疑者は容疑を認めていますが、売春組織から受け取った金額について、警察は「捜査中のためコメントは控える」としています。

警察は組織的な売春が行われていたとみて詳しく調べることにしています。