今年7月、兵庫県尼崎市の交差点でトラックなど4台が絡み、6人が死傷した事故で、兵庫県警は19日、運転手の過労状態を容認していたとしてトラックの運送会社を書類送検した。 今年7月、同市武庫之荘の交差点で、信号待ちをしていた軽自動車に後ろから来た大型トラックが突っ込み、4台が絡む玉突き事故が起きた。この事故で、20歳の男子大学生が死亡したほか、3人が重傷を負うなど、あわせて6人が死傷し、トラックを運転していた鳥山圭太被告(46)が過失運転致死傷の罪で起訴されている。 その後の調べで、鳥山被告はその後の調べで鳥山被告は、事故直前にほとんど休憩することなく、少なくとも18時間以上連続で働いており、過労状態だったことがわかった。そのため、県警は19日、過労状態での運転を容認していたとして、佐賀県伊万里市の運送会社「ロジコン」と50代の運行管理者を道路交通法違反の疑いで書類送検した。 「ロジコン」は「過労運転させている認識はなかったが、大変申し訳ない。再発防止に努める」とコメントしている。