輸入米価格偽装問題の根本的課題 | tcsm女子部のブログ

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こんにちは。

 

今日は輸入米価格偽装問題について。

 

「役所や商社が悪いことをした」的なメディアの論調だが、

これには少し違和感を感じてしまう。

 

偽装。。。。

う~ん、正しくは農業保護政策の調整なのですが、

 

「コメの値段が国内と変わらないから米国米を輸入する」、

という根拠の形成が法的に必要なのであれば、

この価格調整で海外のコメを輸入したことは偽装といえるだろう。

 

しかし、実際はそれらを根拠にした法律やルールが成立した訳ではなく、

TPP交渉の公開過程においての発言の中にあったひとつであろう。

 

ただ、今回本気で普通の外国米を国産と変わらない値段で

永続的に流通させようという意図があったとしたならば、

政府や役所はアホとしか言いようがない。

 

未だグローバルどころか、

市場経済の実態を理解できてないということになる。

 

今回の問題を噛み砕いて説明しよう。

 

国は商社に、安い外国産米を国際市場で買い付けることを依頼。

国が商社に支払う金額は、

商社が実際に国際市場で購入した価格に対し、、

国内価格と遜色ない価格になるよう、プレミアムを上乗せした価格での買取契約。

 

実は、ここまではよくあることなのである。

 

コメを国の倉庫に備蓄米として格納してしまえば、

何ら騒がれることはなかったであろう。

 

ここからが問題である。

 

プレミア価格で市場に流通させる為、

→卸販売業者

→2次問屋

→販売店

 

伝票上は、国が設定したデタラメな買取価格で売買。

そして、国からもらったプレミア分を売買後のディスカウント調整金として、

割り戻していく為、取引の実勢価格は見えないというスキーム。

 

しかし、最終の末端の販売所では、

いくら外国産で価格が分かれるとはいえ、

市場価格を無視したデタラメな高値では売れないのだ。

 

高いものを安く調整するのは理解できる。

ただ、安いものを高く調整するのは誰が見ても異常なことだ!

これが日本の農業保護政策の根本的な問題なのだ!

 

本来、カリフォルニア米の価格は、

国産の半値程度の価格なのである。

 

これが、国産と変わらない値段で販売されていたならば、

消費者は誰も見向きもしないであろう。

 

そもそも、日本のコメは世界一高い。

日本人は世界一高くコメを買わされているのだ。

 

農業保護政策のおかげで。

 

「日本の農業を守る!」

これについては常に全ての政治家の声がデカイ訳だが、

いつまでも過保護に守ることが最善なのか?

 

マスコミや何でも反対の野党は、

毎度の如く、TPPの不安や農業保護について騒ぎ立てる。

 

しかし、安い食品が入ってきて誰が困るっていうの??

 

消費者は、

安いスーパー

安いレストラン

安い居酒屋

 

みんな大好きだ!

 

安い値段に人気があるということは、

それが市場ニーズであり、そこが適正価格なのである。

 

ちなみに、弁当等に使われているコメ、

居酒屋など安メシ屋のコメの殆どは、

流通に乗せられないB級米か、前年より以前の古米、古々米だ。

 

以前にも申し上げたが、

農家は、農業が続けられなきゃ辞めたらいい。

一般の民間企業はダメなら普通に廃業・倒産しているのだ。

 

TPP等、何の関係もなく、

長い間、税金を使った価格調整や補助金がないと経営できていない。

それが日本の農業経営の根本的な課題なのである。

 

しかし、これは農家のせいではない。

日本の行政の農業保護政策が完全に時代錯誤であるのだ。

 

もうそろそろ農家を完全に解放してあげるべきだ。

 

ただし、散々抱えて縛りつけたのだから、

裸で放り出すのではなく、保護に変わる何らかの代替案を提示して、

現在の農業保護政策とは決別すべきである。

 

競争なき世界に成長なしである。

 

何を買うかは個々の消費者が自由に決めればいいのだ。

外産の安い農産物が大量に入ってきても、

国産が桁違いに旨くて、さらに安全という真のプレミアムがあるならば、

 

仮に価格が今の3倍になっても買う人は一定数存在し、

生産農家の収入も減ることはないだろう。

 

市場への管理統制介入は、

片側に寄りすぎてはいけないということなのだ。