D2養成講習会閉幕 | キャンプ協会なにしてる

キャンプ協会なにしてる

東京都キャンプ協会の理事の一人が勝手に書いているブログです。キャンプのためになる可能性があります。

全国のキャンプディレクターの皆さんおはようございます。
昨夜、東京都キャンプ協会主催 D2養成講習会、またの名を、疲れはまぼろしヒーリング講習会を終えました。

受講した皆さん、無事に日常にお戻りでしょうか。
キャンプは非日常と言われますが非社会性ではないので、日常に戻れなくても社会に戻って還元するのはミッションですから、無理に社会に戻ってください。

 

写真はプログラムディレクターTかにです。
そんなちっけえプレートで講習してるのかよ、と思わないで!
プレートがちっけえんじゃなくて
Tかにがでっけえの。

 

キャンプをしながらキャンプを学ぶ。
この謳い文句には多くの思いを込めております。
また、 愛と想いは標準装備 を謳ってキャンプをやってます私としましては、その思いを講習中にお話しすることはできません。標準装備をわざわざお話したり、思いをひけらかして同情をかうようなまねはできないわけです。

 

キャンプには、おおむね軸になるものがあります。
・生活をどうするか
・アクティビティをどうするか
・メンバーの関係をどうするか
です。これらは選ぶことができます。ていうか、選ばなければなりません。
気づいたらそうなってた なんていうのはディレクションとは言わんです。


選択肢の広さはキャンプのバリエーションになります。

いつなんどきもその三つを考え続け、目指す方向を定めまた調整するのがキャンプディレクタ-です。

 

「生活をどうするか」について、幅広い選択肢があります。
例えば、全泊宿舎でのキャンプから全泊野宿のキャンプまである。
すべて自炊のキャンプからすべて宿舎提供食のキャンプもある。
この幅の中で選ぶ。日本ならではの現象です。

「アクティビティをどうするか」については、生活によって決まると思ってOKでしょう。
例えば、生活がグループで行動しながらテントを立てて炊事もするようなキャンプでは、仲間づくり的なアクティビティは少なくて済みます。生活しながら 本当のワーク を通して育まれるものがあるからです。全泊宿舎だったら、テントを立てるワークは無いので、コミュニケーションを進めるアクティビティを入れる必要があります。アイスブレイキングやチームビルディングなどがそれにあたります。私は ニセワーク と呼んでいますが、そういうほんとのこと言ってると嫌われるのでやめときます。

「メンバーの関係をどうするか」については、生活とアクティビティの様子や泊数による限界を感じる必要があります。

例えば、喧嘩して乗り越えて本当の仲間になろう!とかいったって、1泊程度では喧嘩しても収拾させることもできずに終わってしまいますからやっちゃだめですね。
5泊も10泊もあるのに、関係を深める課題や誘導をしないのはあほです。
とても難しいことなので、慎重に丁寧に時間と人生をかけて考えるので、当然スタッフの睡眠は短くなるでしょう。

 

そんなことを考えながらキャンプをやるためには、キャンプをしながらキャンプを学ぶのが自然です。重要な参考になるキャンプを一つやってみるのです。

 

D2講習会では、アクティビティが「講義・試験対策」です。
カマドの横でテキスト開いてる、みたいな。
たのしいねそういうの。

あ、時間だ。

 

とまあ、無事にD2養成講習会を終えました。
おそらく皆さん、消化不良でしょう。それでいいと思ってます。
消化しきれないものにいつまでも苦労なさるなら、それは私たちがお手伝いしながら消化を手助けします。というかしなくちゃなりませんし、その覚悟がないままにこうしたキャンプをするような下品な真似はいたしません。
 

キャンプは理論や技術なんか何でもいいですけれども、義理と筋は死守します。
死守というと穏やかじゃなさそうですか、そうですか。
でもね、キャンプに来る人たちは、自分の心身を死守するスタッフが腹くくってやるキャンプに参加したい。
そうだよね。きっとそうだよね。自分だったらそうだよね。
自分だったらそうなら、そういうキャンプをするだけです。

 

キャンプディレクターの第一の仕事は、自分が倒れんこと です。
ですから私はキャンプ中にずいぶんと昼寝をします。
昼寝をするためには、良いスタッフに恵まれている必要があります。

 

そうね
キャンプディレクタ-が昼寝をできるキャンプをしよう

という切り口で考えたらきっと素敵なキャンプになるんじゃないかしらね。
そんなのテキストには書いてないので、やっぱりキャンプを一緒にするが一番。

 

2泊3日ありがとうございます。

 

 

あ、時間過ぎた。やば。