とまあ、この写真発見。
１１日から１６日までのキャンプの中身を、１１日に組み合わせて全日程を作ります。
こどもたちとの作業です。
これは２０１４年版ですね。
大きな紙に、段ボルでアクティビティのピースを作って組み合わせながら貼って完成させます。
アクティビティなどの選択肢は、こどもより私のほうが豊富に持っているので、それを惜しみなく出しておきます。
こどもの自主性によってキャンプを考える、というほとんどの場合は、自主性＝選択肢の少なさ、が最初からわかっているので、自主的に見えても予定調和的に作ってることが多いでしょう。
何ができてどうたのしいか、を惜しみなく出しておいて、子どもを悩ますイカしたキャンプ作りです。
食べ物からして考えて良いわけですから、当日こどもたちが来てから日程を決めてそれに対応できる力がなければ成し得ないです。
力持ちで良かったわ。
私だけで言えばあと4キャンプ全部で2週間やればこの夏はおわり。
その全部においてキャンプディレクターなのでなかなかおもしろいです。
キャンプディレクターのおもしろいところは
やりたい放題 ってところです。
言うこと聞かないクライアントとはおさらばするので大丈夫です。
クライアントの要望は私の知る限りできる限りの選択肢よりも必ず質量が小さいので、クライアントの言うこと聞いていたらキャンプが小さくなっちゃいますからね。
やりたい放題＝環境と状況とスタッフほか要素いっぱいに活用した安全かつたのしいもの
ですからね。
勝手我侭とはまったく違うってことを言っておきます。
あいつのことだから、テキトーにカッテに面白がってるだけじゃね？
と思われてもシャクなんでね。
さて、8月15日、キャンプでどう過ごしましたでしょうか。
記念日が苦手なのですが、何かを伝えるきっかけには使わせてもらってます。記念日。
兵士の戦死者のうち、病死や餓死が半数以上である、という研究結果があります。
直接の戦闘で死んだ人より、病死餓死のほうが多い。
むしろ凄惨さを極めた研究結果でしょう。
政治や政党や宗教や皇室には触れないほうがあたりさわりがないので、キャンプではそれに伴うことに触れない傾向にあります。私も含め指導者が不勉強なので、そうなるんですね。
そのくせ、平気で初日のカレーを豚肉に設定している。
宗教上、豚を食べられない人はたくさんいる。牛もそう。
なので私のキャンプでは、初日のカレーはチキンカレーに設定することが多いです。
特に、主催でいろいろなところから参加がある場合。
イスラムの人は豚肉をたべません。もちろん、そのエキスを含む調味料もだめです。
どんな宗教の人が来るか想定しないでただ慣例的に豚を選んでいるなら、政治や宗教に真っ向から触れてしまって、触れるまいとする心がけどころか、宗教への配慮がない非常に貧困な行いです。
もちろん、そう言う人は自分から言ってくる、という考えもあるでしょう。
でもね、キャンプ初日集合時に「実は・・・」と話しかけられてうろたえるより、あらかじめ大丈夫な状態にしてあげればお互いに安心です。
ベジタリアンやビーガンの人も、マクロビオティックの人もあるでしょう。
私はそれらは思想や志向だと思っています。
なので、宗教よりも位置づけを低く考えます。
思想や志向に基づくものは、ご自身でその環境を維持する覚悟で選んだものです。
一方、宗教は、生まれた時から選べないままその教えから逃げずに生きているのです。
命がけで教えを守ろうとするのが宗教です。
というのが、正しいかどうかは関係なく、考えてるかどうかが大切です。
考えに合わなければそのキャンプにこなきゃいいです。
何かと言えば配慮配慮ですが、キャンプを運営する側にできる配慮は運営者の考えに基づいたものであるべきです。
豚肉出すなら、イスラム教の人が世界にたくさんおいでなのに豚肉を出す理由を持っていなくてはなりません。
その子だけ鶏肉にしても、隣で豚食ってていい気分しないでしょう。
おなじように、戦争をどう考えるか、個々が考えればいいと思いながら、運営者に考えがあってそれを広めれば世界はよりすてきになるからキャンプをしているわけですから、キャンプでなにもしないわけには行かないでしょう。
あたりさわりのないようにしていれば、いろいろなお客を呼びこめるので儲かりますが、そのやり口は売れればいいという考えが基礎なので、まったく気持ち悪いです。
ま、眠いんでこれでね。
考えなきゃならないことがたくさんある局面です。
戦争をどう思うか。
どうやって人々に伝えるか。
思い悩みながらでも8月15日と言うきっかけを活かそうとするのは、使命ではないか。
やりたい放題よりも、誰かの言うこと聞いてキャンプするほうが楽だけど、そうはできないわ。