D2PDさあエントリー! | キャンプ協会なにしてる

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東京都キャンプ協会の理事の一人が勝手に書いているブログです。キャンプのためになる可能性があります。

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早めにエントリしてみてください。

得しかありませんから。

キャンプディレクター2級プログラムディレクター養成講習会
です。

キャンプするのに資格は要りません。
しかし、時勢がら、何かライセンスがあるとモノを頼む方も
頼まれる方も何か安心みたいな感じです。

俺は、資格なんて要らないと言ってきました。
今でも資格は要らないと思います。
ただ、資格を凌駕して余りある何かが必要です。
俺にキャンプを依頼してくださる方は
俺が資格を持っていることなど知りません。
もちろんこちらからビラビラひけらかすこともありません。

みんな、資格より腕を求めるからです。


運転免許は持ってます。
運転するのがヘタクソなやつが俺と同じ資格で
道路を走っています。
資格より腕が求められても、資格がないと走れない。
そこに法律があるからです。

キャンプの指導するに法律で決められたライセンスは
必要ありませんから
そういう面から見ても「資格は要らない」のです。

では、腕はどうでしょうか。
何をもって腕がいいと言うのかさえ決められていません。
火を点けるとか
テントを建てるとか畳むとか
キャンプファイアーで気さくにゲームができるとか
それは多少得意科目があるってだけで
腕がいいとは言えないのです。
ウチでいうには「細かい技術はカス」ってやつです。
この意味は「カスって言えるくらい楽勝でやってあたりまえ」
というイヤミな意味も込められていますが。

ディレクションをするなら、視点は鳥観ほど離れてはだめで
火の見ヤグラから観察するくらいのことができなきゃ
ならないわけです。

ディレクターが現場でわっさわさ動いていられるなら
・スタッフがすぐれている
・スタッフがだめすぎる
・事前に準備を終えているので動いても大丈夫
・わからずやである
のだいたいどれかでしょう。
ディレクターは現場では動かないでいいのです。
つまり、細かい技術以上の想像力と場面理解力と
信頼に足る指示をする技術が必要です。

だからディレクターチェアがあるんです。
ディレクターは無駄に動いてはいけないし
疲れてはいけないからです。

たとえば俺は、キャンプ中に昼寝をします。
もっとも大丈夫そうな時間を狙って昼寝をします。
1時間は寝ます。

すっかり寝過ごしてキャンプファイアー中に起きたりします。
あーらあら。

疲れないで元気にしているのは責任者の責務です。

団体によっては、夜のミーティングをなるべく短く済ます
と言う努力をします。
俺も当然そんなことをやったことがあります。
しかし、どうもつまらない。
ひとりひとりのこどもの健康状態、今日どうだったか、
明日どうしてあげるべきか、を話していると
一人について30分かかる場合もあります。
それは無駄ではなくて、明日へのゆとりです。
それができないキャンプを総称し
「イモ洗いキャンプ」と俺は呼びます。

おそらく、35人を超えるとイモ洗いに近い状態になります。

そこで工夫されるのは、組織図です。
信頼に足るディレクタークラスを用意し、
その元に置く班の数を減らし、およそ参加20名前後に対して
一つの村(ユニット)をつくります。
キャンプディレクターは各ユニットから問題やとりわけ気になる
子の報告を受けておいて、さらに気になることがあれば
足を動かして目視で確認しに行きます。

ま、そんな規模じゃよほど訓練しないと
イモ洗いになっているはずです。
カタチだけではだめで、そこに技術を要します。
さらに、能力が要求されるでしょう。


キャンプディレクター2級プログラムディレクターは
鳥観すべき立場のキャンプディレクターのもとで
火の見ヤグラから見える情報から、適切に判断して
指示を出したり調整したりする人のことです。
資格が無くても能力があればできます。
能力がなければ、技術で自分をフォローするしか
ないわけです。
その技術はどこで得るか。

自分はどこまで見えているのか

どこを見れば良いのか

そのヒントが、この講習にはあるはずです。


平日コースは 11月12~14日埼玉は名栗で実施です。
週末コースは 11月22~24日渋谷はオリンピックセンターで行われます。


ぜひエントリーなさってください。

ほかの活動をしている人から得られるヒントはものすごくたくさんあります。
そこに、ディレクターとは何か考えるきっかけがあります。
ま、いろいろ言いましたが講習自体は刺激的でたのしいです。

年代も様々(20代から70代)
雌雄いや男女の別なく
キャンプなど各自の活動内容も様々。
これが集まってただ座談会するだけでも結構楽しいよ。

座談会にテーマがあるとなかなか話が終わらなくて
これもまた楽しい。

厳しいこと言って釘さしますが
たのしさを自分で生みだせない人は来ないでいいです。
プログラムディレクターはそういう人にできるような
簡単な役割ではないからです。
そしてそういう人はだいたいよ
「〇〇してくれませんでした」とか
「〇〇に期待したのに」とか
こちらが質問があるか聞いても黙ってたくせに
後になってアンケートとかに書くわけだしね。
あのね、そういうこと書いても少なくとも俺には無効。
無視。とりあわない。なんら反省しない。

チャンスをつくっただけで
その先で、受講される方のもぎ取り力にかかった
講習会なんです。(えーっと、週末コースは。。)

逆に言えば
たのしさを生みだしてそれをみんなに届けられているなら
この講習はそのたしかめになる良い機会ではないでしょうか。


偉そうに言ってますが
こんな俺がいやなひとでも大丈夫なように
平日コースがちゃんとあるよ!

こういう風にブログとかで書く人に限って
実際に会ったら大した奴じゃないって法則も成り立つんで
そういう深読みできたら
週末コースにきてみたら!

なにしろ
もうすぐわかりますが
こんな好条件は、ファイナルです。
ラストチャンスですし
金輪際、平日週末を選べるチャンスは来ないでしょう。


もちろん
私たちも大いに学ぶつもりです。
でなきゃ、赤字でも開催するわけない。
全国の知恵と情熱が集まって学び合うチャンスは
主催者側にも必要です。
意外に謙虚でがっかりしたでしょ。