こないだ、TCS2013の会議をやりました。
なかなか進まないわりに甘いもの食べて
満足でした。
中で
やはり地域のことを考えたいし
地域でがんばる方々に是非きて欲しいという話に。
なったかどうか忘れましたが
いろいろな声は正直に聞こえてくるTCSでございますのでね
なるほどと思って私がミーティング時に考えていたことを
少しね。話します。
地域活動というのは
そこに住んでいたり働いていたりする人が
そこに住んでいたり通ってきたりする人たちのために
何か行動する
というやつです。
自治会単位、市区町村単位までを指すもので
それ以上(県、国、アジア)になると地域活動
とは呼ばなくなると思います。
また、基本的には、地域活動のプロは存在しません。
仕事を持たれ、もちろん主婦も仕事ですし、そういう方が
住んでいる地域にいる子また人々をよくしたいと思い
あるいは役だから仕方ないとしてもがんばってくれているのです。
私は、地域活動のお手伝いをすることも多いです。
そして、その殆どの地域では地域のみなさんはとても
熱心か、すくなくとも向学心があり、向学心はなくても
仲間が集まるから講座にお運びくださいます。
さらに、その方々は、ほとんどの場合「無事故ノークレーム」
で活動しています。その価値はとても尊いものだと思います。
少なくとも、私がお手伝いする活動からのヒアリングでは
そうなっています。
(私がそういう活動に導いたという意味ではない。)
ヒヤリハットというやつがしこたまあっても
みなさん笑顔で行事を終えておいでです。
プロは、そこから学べるものがある。
学ばなければならないものがある。
この事実に気づいているプロは実は少ないのではないか。
そう思うことがあります。
例えばリスクマネジメントを考えるときその考え方や方法が
「地域活動で可能かどうか」は大きなポイントです。
地域活動がいろいろあってもどうにかして
ほとんどの場合は無事故でノークレームで、
しかも長い年数継続されている。
そこにヨコヤリを入れるような方法は私は良くないと思います。
・こんなこと考えなきゃ
・これやらなきゃ
・こういう対応しないと
など、これでもかこれでもかと押し出して
押し付けてリスクマネジメントを考えましょう
とか言われるのはつらい。
「できないよ。そんなの。」
「それやれって言うなら活動をやめるしかない。」
「仕事終わってからできることじゃないな。」
という声が聞こえます。
聞こえる私もつらいです。
「ボランタリーでも責任は当然追求される。」
これが謳い文句になり、あるいは脅し事言葉になり
地域で頑張っている方々がうそ寒い思いで講座に
出てくださる。
講座に出て、身の丈に合わぬことを教わり、うなだれて
何かあったらどうしようという思いを強くし
帰路につく。
そんなことはあってはならないと私は思います。
プロの仕事は
「プロは時間と金と経験かけて学んだことを
どうやってその地域でも可能な状態に
置き換えてあげるか」
が仕事です。
どんな優れた方法を編み出しても
どんな細かい取り組みをしていても
それが地域活動で可能なかっこうにできて
ようやく意味をなします。
地域でできないことばっかしステキに並べても
だたの自慢でしかないね。だっさ。
地域活動
子ども会
自治会
市区町村の青少年活動
青少年委員さん
地区委員さん
そうした方々の取り組みと
なぜか無事に終わっている実績を
評価しなくてどうする。
ヒヤリハットやハインリッヒの法則を
超えた奇跡に近いものでしょう。
私の知らぬ実際では数多くの事故もあるでしょう。
しかし、ヒヤリハットはハインリッヒの法則を
成り立たせなくさせるほどの確率。
「ヒヤリハットがこれほど多いのになぜほとんど
無事故で終えているのか」という意味ね。
何十年も活動し
何回もキャンプなどに行き
悪習か伝統かも整理できぬまま
会議を重ねあるいは誰か担当に委ねて
それでも無事に活動をしている。
それはとても尊いものです。
こどもの命のためだから厳しくて当然だ
というまっとうみたいな意見もあるでしょう。
だからこそ
地域活動の手伝いには技術が必要ですし
その地域活動がなぜ無事に終えているのか
を見ることができれば
私たちプロの行動に反映できるのです。
そんなことありえない
プロの方がくわしい
プロは高い技術をもっている
なにの
なぜ
クレーム対応を学びますか?
多くの医療技術は、症状が濃く強いところで発達します。
同じように思えば
まさかと思いますが
プロの方がクレームを多く受け事故を多く経験しているから
リスクマネジメントをよく考えているのではないか。
という仮説が成り立ちます。
洋食に飽食し和食は見直されています。
私はすでに、何かプロのもりもりした香りのようなものに食傷気味。
もっとスマートにやれるはず。だってプロなんだから。
その割には俺は泥臭い芸風ですけどね。
私が敬う指導者のほとんどは地域で行動している方々です。
その方々の代わりになってプロが勉強したことを
忙しい地域のみなさんにちょうどよくお伝えすることは
当然の仕事です。
ちょうどよくお伝えするためには
地域の活動から多くを学ばねばなりません。
報酬を頂戴するので
講座が始まって短い時間でお越しの方にちょうど良いのは何か
を感じ考えるのはきっついですけれどもやらねばならぬ仕事です。
とかいって
実際はクギサシとかして遊ぶんですけどね。
講座のほとんどん時間をそれで終わったりしてね。
報酬頂いてるのにね。
俺も真剣になって、うまくなってゆく地域指導者に
負けたくなくて必死でね。
でもね
熱心に遊びに引き込むことがどれほど事故を減らしているか。
そういうこと。
ではいそがしんでこれで!