今朝は、道にたくさん人が出ていました。
キンカンニッショクだったそうですね。
俺はほとんどの日に朝日を拝みながら仕事に出ます。
朝日に向かって走るので、貧乏人です。
トキャンを創立した中村先生は
「リッチな人は、朝日を背に受け出勤し
夕日を背に受けながら帰る」
と言っておりましたからね。
俺なんかは
朝日にむかって出勤し
夕日がとうに落ちてから帰るので
オフィスに出勤するときは、かなりプアです。
しかし、キャンプ場に出るときはその逆なんで
すっごくリッチ。
たしかに気分もそうかも。
今日は、人々がいかにヒマかわかりました。
今日の人出を見ると
「毎日忙しい」
「日々が精いっぱい」
とかはウソだとわかりますね。
だって、毎日のうちの今日、暇そうに道で変なメガネ
かけている人たくさんいたもんね。
まともなこと言うけど
あんた
ほんとは
そんくらい
ヒマなんだぜ。
毎日忙しいとか
忙しいふりしてるけど
だったら変なメガネで
キンカン見てる場合かよ。
え?
今日は特別だって?
へえ。
昨日の朝日は特別に感じなかったんだー。
三日前の夕焼けとか
夏を感じる真昼の日差しとか
そういうのは特別感ないんだー。
ね、どすんの?あのめがね。
エコ言うなら、あんなもん作るエネルギー無駄とか
なんで言わないでイソイソ装着してるの?
キンカンニッショクみたら自然への学びが深まって
よりエコにつながる未来ができる。とかいうんじゃないだろね。
あのね
はっきり言うけど
キンカンみるより
毎日のお天道様をありがたいと思い
手を合わせるハアトがあってようやく自然と調和したい
この景色の中に居ることのありがたさ
葉脈の一本をきれいだなと感じるセンス
そんなやつが備わっていくんだぜ。
毎日のお天道様
雨の日の憂鬱だけどふくらむ豊かさ
そういうののほうがキンカンイッパツより
俺は好きだしよほどすてきだ。
キンカンに踊った踊った。
どう?ちょっとはずかしくね?
きょう雨降んねえかなあ
と俺は思っていた。
もう一人思っている人がいて
そりゃ俺の母だった。
俺のお母さんは
俺にたいし
大根で頭殴って大根折ったり
たらいで頭殴ってたらい割ったり
押し入れに俺を閉じ込めたり
おやつに焼き芋だったり
カルピス薄かったりして今でいうギャクタイした。
が
毎日祖父がお天道様に手を合わせていたのを
見ていたそうで、急に太陽に向かって変な
グラスかけてる人々を見ておもしろがっていた。
で
やはり
俺と同じように
雨降ればいいのに
と言っていた。
親子でやたらいじくそわるくてごめんな。
あーおもしろかった。
俺はオフィス出て駐車場で寝ちまって
起きたらまた寝ちまって
で、ちょうど車から出てオフィスに歩き出して
(つまりガソリン使ってない。エコだな。)
そしたら人がわんさか。
どうすんだろ
あのメガネ。
紙ベースのやつはまあすてりゃいいけど
あの量が捨てられたらそれはそれは大変だ。
インターネットは
人を踊らせるのがすごくうまい。
人々も
インターネットで踊るのが好き。
この変なセンスについていけない俺は
朝日を拝んで
夕日に涙して
アナログに毎日過ごしますよ。
来ると思ったろ?
キンカンつながりで
俺が
キンカンは塗れよ。
ニッチョクは号令!
とかいうぜ、って。
ヘッヘーン。