竹飯、竹めし、竹メシ（←検索対応。）
食器と調理器具は竹だけ！
というシバリを自ら課し、
で、こういうのができました。
竹を調理器具に使うとき、竹が焼けるのを避けようと
ぐるぐるアルミホイルを巻いている絵面をよくみるけど、
アルミの特性は熱伝導の良さですけれども、ただ熱しやすく
冷めやすいだけなんで、つまりしっかり熱したら竹は簡単に
燃えるでしょう。
燃えないようにアルミを巻いて燃えないようにやっていると
どうですか？おそらく、思ったよりずっと時間がかかったん
じゃないでしょうか。
アルミホイルは、竹に密着させなければ熱が十分に竹に伝わらないのです。
で、密着させれば竹はやっぱり焦げるので、うまいこといかなかったでしょう。
では、竹から少し離したらいいじゃないかと、ぼわぼわと隙間だらけに巻くと
竹に熱が届かないようにラジエターの役割になってしまいます。
竹が熱されないようになっちゃうんですね。
竹で飯を炊くときは、アルミホイルはやめといてください。
気にしてほしいのは
・竹の中身をぎっしりにする。
という点です。
竹に含まれる水分は、100度を超えたら蒸散をはじめ、水分がなくなると
セルロールなどの植物の組成が燃え始めます。
ある程度熱が入り、ある成分を残したままのときにそれ以上燃えないように
すると、炭ができます。
あ、俺一応業界初の竹炭づくりキャンプやってんの。（たぶん。）
かれこれ２０年前から。竹の炭もお花炭もドラム缶の炭焼きも
そのくらいにやってんの。
その名も「炭焼きキャンプ」でね。
竹というのは均質で、雑木をやるよりわかりやすかった。
当時は、資料が少なくて少し苦労したし、小さい炭焼き窯を
訪ねまわって見学して採寸したり、いろいろとやった。
今でもやれるけど、窯の管理が悪く再度作っていない。
ドラム缶炭焼きの作り方の自作リーフレットもある。はず。探せば。
ドラム缶炭焼きは、杉浦さんという方がとても詳しく工夫され
普及してくださっている。当時でも、普通の人が炭焼きをする
ための本を出してくれていた。
俺もいくつかの工夫を重ね、窯の強度を考えて使い捨てではない
窯を開発したんだ。
窯つくって、ＴＣＳの裏番組にしたら、みんなきっと気に入るぜ。
とにかく
竹の中身はみっちり、またはたぷたぷに。
竹の水分が切れたら燃え始めるので、燃えてもなお燃えきらないよう
にするには、竹の中の水分があれば大丈夫です。
あとは、
・中身と竹の厚さのバランス
・節間に火が当たるように
・がんがん火をたく。
などに気をつければ、竹飯は思ったより早くしっかりうまくできます。
他の料理も同じです。
俺は飯炊きが苦手なんですが、それでもじょうずにできたよ！
たぶん、竹でこんなことできるよ！っていう情報は、キャンプやっていると
みんな見ていると思うけれども、実際にココまでやることは少ない。
俺にしたって、ここまでやることはなかったしね。
楽しかったし、うまかった。
あ、あと一つ言っとく。
竹飯をやるとき
・穴を開けてそこから水と米を入れる方法
・割り、蓋と鍋を分けて使うような方法
とまあ大まかに二つの方法がありますけれども
どちらが良い悪いではないね。
・竹の直径より上に炊き上がるようにする
（直径より下が炊き上がりだと、燃える可能性がある。）
・厚い竹を使ってガンガン火をたく
・立てておきたいかもしれないけど、横に置いたほうが良い
ということを気にしてやってみてください。
白メシだったらどっちでもいいけど
炊き込みだったらなるほどあなから入らないや。
あなにそろそろといれて、燃えてやっているときに
ねばありのある水分があなからでてくるのが好きなあなたは
好みのあなでたのしんでください。
では
今日は常務理事会とクリスマスの準備と墓掃除があるんで
これで！
れっつバンビーノ。