昨夜は、問題のABBもいた。
TCSにはこないくせに、大事な会合は来る。
あたりまえか。
ABBにはスキー場でも会う。
スキー場でABBが新しいデジタル1眼レフカメラを持っていたので
品定めをしようとすると
「コーチャンマンから教えてもらったとおりだよん」と
生意気なのか喜ばせたいのかわからないような返答であった。
ABBにすすめたのは
ブランドはペンタックス。
レンズは18~200ミリまでカバーする、タムロンレンズ。
P社はHガラスに吸収されて少し悶着があったが
カタログスペックで大雑把に見比べると
C社N社の同格カメラより安い。
また、直感的にデザインが好き。
私は銀塩カメラ(フイルム入れるやつ)の昔からペンタックス。
カメラは、まあ好き好きでいいと思うけれど
この業界にいる以上、かなり庶民的過酷に使うだろう。
庶民的過酷とは私の造語ね。
カメラで言えば
・火のちかくで使う
・ほこりがあっても使う
・水辺でも使う
・雨でも雪でも使う
・砂があっても使う
・そこらへんに適当に置くことがある
など、カメラ好きが嫌うしかない、
でも身近な環境のことです。
たぶん、マッキンリーのふもとでシェルパに変身して
山でのびのび暮らしている(妄想か。。)、ウエムラさんのような
極地は過酷だが、庶民的ではない。
なので、高いカメラである必要は無い。
ま、カメラは壊れる覚悟で好きなやつ使えばいい。
で、レンズの話ね。
私たちの撮影シーンは
・テント内
・広いくさっぱら
・暗いたきびの近く
など、まさか同じレンズでは対応できないような
環境ですね。
簡単に言うと
近距離で広く写したい
というのと
遠距離を引き寄せ(ズーム)て写したい
という環境は
相反するわけです。
明るい屋外では「高倍率の望遠レンズ」
暗い室内では「低倍率の広角レンズ」
が必要なわけです。
そこで登場するのが
18ミリ~200ミリのズームレンズ。
タムロンのコレ!
http://www.tamron.co.jp/lineup/a14/index.html
カメラレンズセットについている普通のは
18~55とか。
ズームレンズもついているセットだと
それに70~200とかがついている。
ところが、このレンズは18~200になり
二本が一本でOK!ってわけです。
しかも、安い。
18~250というのが出たので
18~200がグンと下がり
たぶん¥25000ーくらいで買える。
消費者感覚だと高いけれど
コレだけの機能でこの値段は破格に安いのです。
これほんと。
だったら少し高くても18~250買ったほうがいい!と
思う人もいるでしょうね。
しかし、三脚を持ち歩きながらキャンプ運営なんかできないでしょ。
250ミリいっぱいまで使うと、テブレが多くなる(双眼鏡で月を見てると、
しっかり握っても月がぶれますよね、それと同じです。)ので手持ちで使うなら
庶民的過酷さの中では200ミリが限界だと俺は思う。
また、このレンズ、焦点距離が案外に近いということも見逃せないね。
近くのものを近くで写せるわけですね。
もっと詳しいひとで
「レンズが明かりを取り込む量」と言う基準を気にする人がいる。
明るいレンズのほうが写りが撮影が楽。
でも、このレンズ多少暗くても、庶民的過酷さの中ならあまり気にならない。
そういうわけで
この業界の人すべてに自信を持ってお勧めするのが
このレンズです。
シグマ と言う会社もズーム範囲が同じレンズをだしているので
シグマにするかタムロンにするかは、ま、お好みで。
「庶民的過酷さの中で非常に便利で安く十分な能力を持つレンズ」を
ご紹介しました。
タムロンやシグマからお礼を言ってもらいたいくらいです。
メーカー純正は無いか?と思う人もいるかもしれません。
しらべちゃいませんがたぶん無いです。
便利だけど、アブハチとらずだからです。
あっても非常に高いはずです。
・しばしばのレンズ交換でカメラにほこりや砂が入るようなことが防げる。
・交換レンズを持ち歩かないですむ。
と言う利点もあります。
けっこうレンズ交換時につまらないトラブルが起こるんだよね。
アブハチとらずなレンズだけど
我々のような業界では、最も活躍するはずです。
ABB、使い心地はどうですか?