キャンプの技術は
根本は一つ、大別して二つ。
一つは、具体的な手技体技力技。
これは、体の安全健康を保つために必要な技術。
もう一つは、脳で懸命に考えて発揮すべき、人と人をつなげる力。
そして、一つと見立てた根本は、「想像力」だと言える。
想像力は、どのような人も等しく持つことができる、大切な力だ。
手がなかったらロープ結びは難しいが
手がなくてもロープを使わずに済ます工夫はできる。
工夫するためには、想像力だけ使えばいい。
想像力を源として
人と人をつなげる優しさや厳しさ、
表情作りや声音がにじみ出る。
想像力を源として
自分の持つ技を使うことや
技がなくても乗り越える方法を、思いつき、実践できる。
私が「キャンプは誰にでもできる」と言う根拠はそこにある。
想像力さえあれば、目が見えなくても、足がなくても、
キャンプができる。
そうした点で、キャンプとパソコンは似ている。
障害や壁をものともせずに
自分の想像力で様々な取り組みができる。
たとえばパソコン上手になりたい人に、あなたはどういうアドバイスをしますか。
私なら「やりたいことがあれば上達します」と答えます。
キャンプ上手になりたい人にも、同じように答えます。
パソコンと言う言葉も
キャンプと言う言葉も
ゆるやかな枠組みでしかないわけです。
中身は自由。どう使ってもいい。
ゆるやかな枠組みを超えない限り、
自由に使い込むことができる。
インターネット掲示板を使いたい人に
エクセルを教え込んでもしょうがないです。
宿舎泊のキャンプのために、テンント設営技術を教えても
しょうがないのと同じです。
でも、エクセルができるといいですし、テントが建てられるといいです。
技なんてそんなものです。
そんな小技ですが
小技ができないくらいで自信を失う人もいます。
だったらそんなの手っ取り早く覚えりゃいい。
覚えたいとかいうくせになにもしないで嘆くのは、ダサいです。
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やや話を戻します。
技術を2つに大別しました。
言い方を変えて、テキスト(キャンプ指導者入門)どおりに言うと
・ハードスキル と ・ソフトスキル
と言うことができる。
非常にベタな表現なので、少し言うのが恥ずかしい。
ハード&ソフト。
このあたりもコンピューターと同じですね。
ハードとソフトがありますよ、って。
レクゲームの本は、週間アスキーの「無料ソフト100本!」と
そう大差ない。 100本あっても、使えるのは数個。
ハードスキルと言うやつを
ためしに
少しずつやってみようかと思う。
このブログが少しは役立たなきゃならんから。
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あ、でも時間だ。
リクエストがあればどうぞ。
時間だけど、一つ披露しよう。(ベテラン勢はご笑納ください。)
①うまいカレーの作り方
どの班も同じ材料を使っているのに、なぜか味が違うカレー。
おもしろいですよね。
自分で作ったカレーはおいしい。ほんとおいしい。
ぜったいにおいしい。
でも、さらにうまくする工夫を少し。
☆水は少なめ・・・濃いものは薄めるのが簡単です。
☆ルーを入れる前に、おいしいスープにする。
・・・下味を調整し、コンソメやブイヨンや味塩コショウなどで
そのままでもスープで楽しめるような味付けにしておく。
☆自分なりのスパイスを一つ。
・・・にんにく、しょうが、唐辛子、ウコン、丁子、クミンなど、何か気に入った
スパイスを強調させたスープにしておく。
これだけ。
俺はいつもにんにく。
キャンプにガーリックパウダーや味塩コショウを持っていくのは苦労しない。
なのに、学校行事のカレー作りでは、具とルーしか出てこない場合は多い。
せっかく作るなら、もう一つ工夫する余地があったほうがいい。
HCGでは、カレー作りにはスパイスセット(調味料セット)を置いておく。
では、ほんとに時間だ。まずい。
アディオス。