大阪府阪南市のお客様のBMW5シリーズE39の車検受けをしました。 | 大阪の外車輸入車専門の修理工場「トータルカーサービスアプリル」

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今回の作業車はBMW530ⅰ

E39



アプリルの作業日報



アプリルの作業日報



いつも当店をご利用して頂いてるお客様の愛車です。


今回の作業は、

車検受け


平成14年式、BMWのE39です。

11年前になりますが走行距離は30000Km

あまり走行していません。


走行距離が少なくても痛んでくるところはございます。



おクルマはお預かりしましたので点検していきます。


リフトUPし下周りの点検しましょう。


ボルトやナットの締め付け、ブーツやブッシュの亀裂、オイルもれなど、、、点検します。


オイル洩れがあります。。

お預かりした時にお客様も「オイルランプが点灯しました」と言っておられたので間違いありません。

結構な量で洩れています。




アプリルの作業日報



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オイル洩れを調べていきましたら、タペットカバーパッキンとオイルエレメントハウジングのパッキンからの洩れがありました。

それとパワステホース洩れ。



次にブレーキ周りの確認。


ブレーキパッドの残量は大丈夫。タイヤの溝もあります。

ハブのガタはなし。

ブレーキオイルは汚れています。


リフトを下げてエンジン周りを点検します。

BMW専用テスターをつなげての点検を同時に進めていきましょう。


エンジンオイル

エアーエレメント

ファンベルト

プラグ

冷却水

バッテリー

など、その他の箇所も点検をすべてしていきます。


テスターのエラーもなし

実測値もよく確認します。

今のところ問題なさそうですが少し気になるところはあります。

私の気になるところをよく現車確認します。


少しでも気になれば納得できるまで点検しないといけません。

とても大切なことです!


実測値の数値を確認できなければ見過ごしてしまうことがあります。

私の工場に入庫してきた修理を見ていたら分かります。すべてキッチリと点検されていないことがね!

簡単にテスターを使い、エラーコードだけを消してOK。

ということは、ほとんどの整備工場はこんな状態なのです。

もっとキッチリと整備をしていたら当店に入庫することはありません。

整備工場の皆様、もっと勉強しましょう。(私も含めてです)



で、その気になる箇所はエア吸いです。

インテークの後ろに付いてるキャップが割れていました。

それとインテークダクトに入るホース。


すべて時間をかけてチェックした結果


エンジンオイル

オイルエレメント

エア吸い

エアーエレメント

ブレーキオイル

オイル洩れ修理


これだけは交換しないといけません。

エンジンオイルは交換することをお客様に言われていたので交換です。


お客様へご連絡しご説明します。


「すべて作業進めてください」


素早いご返事頂きました。




それでは作業をしていきましょう。


エンジン内のカバー類を取り外します。


まず、タペットカバーパッキンの交換します。

プラグ点火をするコイルを取り外します。

エンジンは6気筒なので6本になります。



アプリルの作業日報


取り外したら、タペットカバーを付けているナットをすべて取り外し、配線類をずらしておきます。

エンジンとカバーがくっついて少し硬いですがタペットカバーを取り外し。


外せたらパッキンの交換します。



アプリルの作業日報


そのパッキンですが、ゴムなのにプラスティクになっていてパキパキと折れていきます。

なかなか取れてくれません。。

プラグホールにパッキンも交換します。



アプリルの作業日報


パッキンが取れたらカバーやエンジン側を綺麗にします。

綺麗にしてパッキンを取付け、必要な箇所に液体パッキンを塗っておきます。

それからタペットカバーを取付けます。

ナットに付いてるシールパッキンを交換し規定のトルクで締め付けます。

後は、コイルなど外した箇所を取り付けてたらOK。


作業は完成しましたが、タペットカバーを外した時にエンジンの上部が目視点検ができるので確認しました。

タペットカバーの裏側も確認。



アプリルの作業日報



アプリルの作業日報



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エンジンオイルがチョコレート!?

ドロドロ。。。



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↑ 見てください。私の手もエアーガンもドロドロに汚れてきます。


こんな状態。

ココだけではないですよね。見えないところもこんな状態ですよね。


ご自分の愛車です。

もっと大切にしてもらいたいと思います。


私は整備士を25年以上ずっと外車整備をしてきました

クルマも進化していき毎日が勉強、当然基本となるエンジンオイルも進化してきます。

今まで色んなメーカーのエンジンオイルを使ってきた結果、当店が現在使ってるオイルになりました。

私にお任せして頂いてるお客様にはいつもこのオイルを使っています。


ですが、今回はエンジンオイルを持ち込みされたのです。

私はそれでもOKです。

でも、そのオイルは安いオイルです。

どんなことでも同じですが安い商品はそれなりの商品です。

高いからよいではありません。

そのオイルの性能やそのクルマに適しているのかなど色んな角度から確認します。


私の工場には色んなメーカーの方がきてお話をされます。

皆さん、おっしゃることは同じで

「当店のオイルはいいですよ」

「値段はこれです」

「是非使ってください」

などなど・・・


私からしたら、どこのオイルもよいのはよく分かります。

でも、私も変わった人間です。

それでは納得できないのです。

私の質問にキッチリと答えてくれないと使いません。

現在、当店で使うオイルの営業の人は何でも答えてくれてわからなくても調べてご連絡をくれるのです。

私のわがままな質問等にお付き合いをしてくれています。(ありがたい)


お客様の愛車をお預かりし整備をする私が納得できないオイルを使うのですよ。

任されてるからにはそんな簡単に済ますことはできません。


お客様に説明してもあまりわからないのが当然と思います。

利益だけでいえばどんなオイルでもよいのでしょうが私にはできません。

私は「利益より信用」を頂きますので。


お客様には大変失礼ですが、いつもこんなんで済まして安くできたと喜んでいることと思います。

世の中はそんなにあまいものではありません。

そんな状態でエンジンがダメになった時の金額はいくらぐらいになる事でしょうね。

しかも、現在のエンジン内部を見てこれからも愛車と付き合っていくのですよ。

考えておクルマに乗るのも楽しいどころか不安です。



スミマセン、、、

話は長くなりましたが本題に戻ります。


タペットカバーの作業も終わり次の作業。

オイルエレメントハウジングのオイル洩れ



アプリルの作業日報


エンジンオイルは抜いておきます。

オイルエレメントも取り外し。



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エアークリーナーやエアマスを取り外し、パワステタンクも外します。

ファンベルトを外してダイナモを取りはずし。

パワステポンプの取付けボルトも外してポンプをフリーにします。


これでエレメントハウジングが見えました。



アプリルの作業日報



ハウジング取付けボルトを取り外せばハウジングが取れます。

パッキンがくっついてるので取り外しが少しかたくなっています。



アプリルの作業日報



アプリルの作業日報



アプリルの作業日報



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↑ 新品のオイルエレメントハウジングのパッキン


取り外したハウジングは綺麗に洗います。


ハウジングが付いていたエンジン側も綺麗に清掃します。



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ハウジングが外れているのでパワステ周りもよく見えていますので、この間にパワステホースを交換しておきましょう。



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↑ 左側のホースです


パワステタンクからポンプまでのホース。

ホースバンドを外しホースの交換します。

タンク内のオイルは先に抜いておかないとオイルが出てきますので大変です。



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↑ 左側、オイル洩れのホース  右側、新品のホース


上から下からとホース交換ができたらホースバンドも交換。

これでOK。


エレメントハウジングを綺麗にしてパッキンを交換します。

この箇所もパッキンはゴムからプラスチックに変わってました。(カチカチ)


ハウジングを取付けボルトをキッチリ締め付け

後は取り外した部品を組み付けていきましょう。


忘れ物なく取付けできたらエンジンオイルを入れていきます。

パワステオイルも入れます。


エンジンの下周りについてるオイル洩れの跡を綺麗にお掃除します。


これでエンジンを始動できるようになります。


エンジンを始動し、パワステ内のエア抜きを開始

エア抜きができたらエンジン停止


エンジンオイル量やパワステオイル量の調整します。


しばらくエンジンをかけておきオイル洩れの無い事を点検します。


オイル洩れもなさそうなのでブレーキオイルの交換しましょう。



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ブレーキオイルは機械を使い圧力をかけて交換します。



アプリルの作業日報



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1人で確実に交換できます。

4輪からブレーキオイルを順番に抜いていき交換します。



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↑ 左側、今までのブレーキオイル  右側、交換後のブレーキオイル

汚れていますね。



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↑ 交換後は綺麗になったでしょ!


2年に1度、車検時には必ず交換しましょう!



次はエア吸いしていたキャップの交換。



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↑ 亀裂があるのがよく分かります。



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↑ 左側、亀裂があるキャップ   右側、新品のキャップ

インマニの後ろに付いてるので交換したらOK




もう1ヶ所、エアーダクトにささるホースの交換



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最後にエアーエレメントも交換します。


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↑ 左側、汚れているエアーエレメント   右側、新品のエアーエレメント

写真では明るいので汚れが分かり難いのが残念。。。


これで作業は完成!


大阪陸運局へ行きます。

検査員の方に点検確認のチェックをしてもらいます。

問題なく合格。

新しい車検証とステッカーをもらい工場へ帰りお掃除します。

新しい車検証や自賠責保険を忘れず積み込み、車検ステッカーの張り替えと点検ステッカーの張り替えをします。


これで終わりましたのでお客様へご連絡し引き取りに来て頂きました。


S様、いつも当店をご利用して頂き誠にありがとうございます。

今後ともどうぞよろしくお願い致します。


【今回の作業代】


¥123860円(税別)


車検諸費用は別途必要になります。



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