泉佐野市からご来店されました、ベンツAクラス ラジエター水やミッションオイルその他作業をしました | 大阪の外車輸入車専門の修理工場「トータルカーサービスアプリル」

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今回の入庫車はベンツAクラス

W168



アプリルの作業日報



アプリルの作業日報



お客様はとても輸入車が好きで以前からブログ、ホームページをご覧になられていました。

それから今回初めてメールでお問い合わせ頂きました。


その作業内容は、

A160 2002年式 走行12000kmで、鬼門?のATも含めて非常に調子は良いのですが、

予防整備・カスタマイズしたいと考えています。

いつもお世話になっていた輸入車整備工場が、高齢のため廃業となり、是非主治医をお願いしたいと存じます。


主治医をお願いされるのですよ。

とても嬉しく思いました。


作業をするにはお時間が必要なので、おクルマお預かりしてもよいのかご返事しました。


その後、ご理解も頂きご予約をされました。



今回の作業内容もご丁寧にメール内容に書いて頂いてました。


その作業内容は、



【予防整備】


1、LLC交換

2、ウインカーレバー交換

3、ATF交換

4、ブレーキSW交換

5、燃料フィルター交換

6、ブレーキオイル交換

7、エアコン添加剤



【カスタマイズ】


普通の純正ドアミラーを後期純正ウインカー付ドアミラーに交換





お客様は、ご予約通りにご来店して頂きました。


とてもキッチリとされていてご理解のあるお客様、お話もスムーズに進みお預かりしました。



それでは作業を開始します。


LLCの交換


ラジエターから抜いていきます。

ラジエターにはドレンコックが付いていて緩めたらラジエター内の水が出てきます。



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ドレンコックの横には短い筒が出ていてそこへホースを取り付けてドレンコックを緩めればホース内をラジエター水が通り排出されるのです。

ホースをつなぐことによりラジエター内の水がこぼれる事無く綺麗に抜けてくれるのです。



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ラジエター内が抜けたらドレンコックを外して交換します。

ドレンコックよく折れて不良になる事が多いので先に交換しておきます。



アプリルの作業日報


↑ 左側、交換前のドレン     右側、新品のドレン


LLC交換の時は毎回交換した方が良いですよ。


ラジエター内の水が抜けたら、次はエンジン内の水を抜きます。

エンジンにもドレンコックが付いています。

エンジン横にドレンコックがあるので緩めます。

すると、エンジン内の水が出てきます。



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↑ ホースをつなげたら綺麗に排出されますが今回は分かりやすいようにホースなしで排出しました。


これですべての冷却水が抜けました。


後はLLCを入れていきましょう。

今回は普通のLLCではなく最近新しいLLCを入れます。

LLCのカラーは緑色なのですが、新しいLLCはブルー色。

しかも水で薄めることは致しません。

すべてLLCだけになります。


良いLLCなのは分かりますが、金額も少し高い。。。

最近の新車にはこのLLCが入っています。



そのLLCを入れていきましょう。

規定量入れてエンジン始動。

エア抜きをします。


時間をかけキッチリとエア抜きができたらエンジン停止

最後には、もう一度量のチェックをします。



次にウインカーレバーの交換しましょう。



アプリルの作業日報



ウインカーレバーを交換するにはハンドルを取り外さないといけません。



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ということは、エアバックも外すことになります。。

バッテリー端子をはずして作業を進めます。


エアバックを取り外し、ハンドルのセンターのボルトをとります。



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次にハンドルを外すのですが、ボルトを外したらセンターシャフトとシャフトに入るハンドル側に位置決めの印があるので位置確認してからハンドルを外します。


ハンドルを外せば、ステアリングアングルセンサーがでてきます。



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アングルセンサーを取り外すのに位置を狂わすことなくはずし、はずした後も動かないようにしとかないといけません。

少し気をつかいます。。


アングルセンサーが外せたら、ウインカーレバーを外すことができます。



アプリルの作業日報



外すのにカプラーが付いてるので壊さないように注意して取り外し、新品部品へ交換します。



アプリルの作業日報



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↑ 上側、交換前のウインカーレバー   下側、新品のウインカーレバー


交換できたら組み付けていきます。

アングルセンサーのセンターを狂わすことなく組み付けます。


ハンドルのセンター位置も確認し取付け、エアバック(配線を忘れず)をつけたら完成。

バッテリー端子を取付けます。

バッテリー端子を外したのでコンピューターはリセットされていますのでメーターにはランプが点灯しています。


ステアリングアングルセンサーの初期化を必ずしなくてはいけません。

やり方は簡単!

ハンドルを左に(止まるまで)回したら反対に(右に最後まで)回し、その後センターへ戻します。

すると、ランプも消えてOKです。


テスターがあればハンドルが何度回されているのか角度を測る事ができます。

これが確認できることにより故障してるのか判断できます。



次にATFの交換です。


A/Tのドレンコックを取り外しオイルを抜きます。

いつもならストレーナーやパッキンをしますが今回は作業をされていたのでオイル交換のみとなりました。



アプリルの作業日報


↑ 排出したA/Tオイル、まだ綺麗でした。


オイルが抜けたらドレンコックを取付けキッチリ締め付け。

レベルゲージのパイプからATFを入れていきます。

Aクラスにはレベルゲージはありません。

パイプにはキャップだけが取り付けられています。


ベンツ資料のWISを確認しながらATFを入れていきエンジン始動してテスターで温度を測定し、専用のレベルゲージを使い測定します。



アプリルの作業日報



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決まっている温度に達したらレベルゲージを差し込みオイル量が合ってるか測定します。


測定しOKだったのでキャップを取付けます。

キャップだけではなく、誰でも触れることができなくするようにキャップにはロックが取り付けられます。

今回もロックを取付け完成



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↑ 左側、キャップ    右側、ロック

  赤いロックをキャップに差し込めばロックがかかりキャップを外すことができなくなります。 


次はブレーキランプS/Wの交換します。

ブレーキランプS/Wはブレーキペダルのところに付いています。

ブレーキを踏んでるのか離してるのか信号をユニットへ出しています。



アプリルの作業日報



交換するにはブレーキペダルを踏んだままにしとかないとできません。

そういう時に使う工具があり運転席とブレーキペダルの間に工具を入れます。

簡単に言うと棒を入れてシートを少し前にしたら棒が押されてブレーキペダルを踏んだ状態にするだけです。

踏んだ状態にしたらブレーキペダルS/Wの交換するスペースができます。

この間に運転性の足元に潜り込んでの交換です。柔軟性のない私の硬い体には少し辛い作業。(柔道していたら柔かいはずなのに、、、練習もしなかったら硬くなります。「継続は力なり」何事も続けとかないとね)




アプリルの作業日報


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↑ 左側、交換前のブレーキランプS/W  右側、新品のブレーキランプS/W



交換ができたら工具をはずしてOKです。

テスターで確認しブレーキペダルの操作をしたら、「ON」「OFF」の切り替わり作動がわかります。



次は燃料フィルターの交換です。

リフトUPしてアンダーカバーを取り外せば燃料フィルターが出てきます。



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ホースバンドを取りホースを外します。

今回は4本のホースで3ヶ所バンドで取り付けられています。


ホースを抜いたら燃料(ガソリン)が出てきます。

交換するときは燃料を受ける容器を下に置いてフィルターの交換します。


火の元要注意!!


サッサと素早く作業をします。

ホースバンドは交換して締め付けします。


交換できたらエンジンを始動し、燃料が洩れないか点検します。

問題ありませんのでアンダーカバーをつけてOK。


次はブレーキオイルの交換。



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ブレーキオイルチェンジャーを取付け交換します。

4輪キャリパーの1輪ずつバルブを開けてブレーキオイルを抜きます。

チェンジャーで圧力をかけてるので一人で作業が可能です。

交換できたらオイル量の調整してOK。


最後にエアコン添加剤を補充しましょう。

エアコン低圧ホースのアダプターへ専用のホースをつないで添加剤を補充していきます。


今回のエアコン添加剤は、

ワコーズのパワーエアコンプラス



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この添加剤すごく効きます。

お客様からも評判がいい。

おススメの商品です!





今回の予防整備はこれで終わり。

次はカスタマイズです。


ウインカー付のドアミラーへ交換します。


ドアミラーを取り外して、ウインカー付ドアミラーを取り付けます。



アプリルの作業日報



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後は配線をフェンダーにあるサイドウインカーから電源を取り出します。


ドアの内張りを取り外して配線を延長していきます。



アプリルの作業日報



Aクラスにはドアの取付け部分がカプラーになっていて配線を通すのが大変です。。


お客様は初めからお分かりで

「ドアの内部から通さなくても外側からでいいです」

と、言われていました。


ドアを開けたら配線が見えてしまいます。

配線は2本です。

赤色と黒色の配線を通したので、少しでも目立たないように黒のチューブを使い1本にしました。


ドア内貼りを取り付けて配線処理をして裏からフェンダーへ配線を送る出します。

フェンダーにあるウインカーを取り外して配線をつなぎます。

これで完成。


ウインカーを点灯させればドアミラーウインカーも点滅します。

取付けし確認したらドアミラーウインカー付のほう高級感がありとてもいい感じですね~




アプリルの作業日報



この作業を左右したら完成です。



今回の作業はすべて完成したので、お客様へご連絡し引き取りに来て頂きました。



K様、今回は初めて当店をご利用して頂き誠に有難うございました。

今後ともどうぞよろしくお願い致します。




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