今回の入庫車はベンツＣＬＫ２４０
Ｗ２０９です
いつも当店をご利用して頂いてるお客様。
有難う御座います。
今回は２年に一度の車検です。
あまり走行してないので走行距離が増えません。
でも、車検は必ずきます。
車検の時には総合的にチェックします。
簡単に「１日車検や安くします」と営業している所もありますけど。。
最近は外車だけではなく国産車でもテスターの必要性があります。
整備も簡単にはいきません。
私はキッチリとお預かりしテスターやオシロスコープを使いこなしキッチリと安全にお乗りしていただけるように診断していきます。
整備する側の人間も時代の流れに合うよう日々勉強して行かなければいけません！
昔みたいに腕だけでは直せなくなっています。
「値段が安い、一日で検査が通る」
だけでの判断で作業したクルマ達が故障して当店へ運ばれてくるのです。
最悪はキャリアカーできます。（最近多いです）
オイル交換も同じです。
メータ内はサービスインジケーターが点きっぱなしでほっとかれます。
オイル交換したのにね。
リセットまでキッチリとしていただかないと。
でも、決めるのはお客様ですからね。
では、本題の車検を進めていきましょう。
リフトＵＰして点検します。
オイル洩れやブーツの破れ、ブッシュの亀裂の確認しながら下廻りのボルトやナットの締付けします。
よく傷むブッシュは交換しています。
オイル洩れを発見しました！
よく確認したら、どうも上から見たいです。
エンジンはＶ型
左右からオイルが落ちて触媒やマフラーに垂れてきてます。
タペットカバーからが怪しいです。
上から確認します。
カガミも使いエンジンの後ろ側もよく点検
やはりタペットカバーパッキンからの洩れです。
走行中、焦げ臭い臭いがしたりオイルが燃えて煙が出たりしていたと思います。
最悪は火災も考えなくてはいけません。
次にブレーキ周りもチェック。
前後、パッドも大丈夫
ブレーキオイルは交換
タイヤもＯＫ
エアー圧は減っていますので調整します。
他、プラグもＯＫ
エアーエレメントも清掃
バッテリーはダメ
他の箇所も点検して、ＤＡＳテスターもつなぎコンピュータからのチェックします。
エラーコードなし
実測値の狂いもなく基準値にはいってます。
これで今回の作業内容は
ブレーキオイル交換
エンジンオイル交換
オイルエレメント交換
バッテリー交換
タペットカバーパッキン交換
になりました。
その事をお客様へご連絡します。
お客様にお返事は
「すべて作業して下さい」
です。
ご理解のあるお客様と言う事は以前から分かっています。
それでは作業していきます。
まずオイル洩れから始めます。
イグニッションコイルをすべて外します。
ホースや配線も外してタペットカバーを外します。
トルクスのネジをはずします。
タペットカバーが外れたら、綺麗にお掃除します。
パッキンの交換だけで完了とはいきません。
このエンジンはタペットカバーにもう１つカバーが付いていてココからもオイル洩れが発生します。
だから同時に作業します。
もう１つのカバーは液体のパッキンで取り付けされています。
液体パッキンを綺麗に剥いでから、もう一度液体パッキンを塗り取り付けます。
ココのカバーを付けたらタペットカバーのパッキンを交換してエンジンへ組み付けます。
トルクスのネジは規定のトルクでキッチリと締付けします。
この作業は左右します。
この作業してる間にエンジンオイルを抜いておきます。
作業が終わればオイルも抜けてるのでドレンワッシャを交換しトルクレンチで締め付けます。
上からはオイルエレメントを交換します。
キッチリと締め付けをしてオイルを補充します。
エンジンを始動してオイルを循環
停止してオイルの量を測定します。
このエンジンにはレベルゲージは付いていませんので専用のゲージで点検します。
エンジンのタイプで量が変わるため、ベンツ資料のＷＩＳで確認します。
測定したらＯＫです。
そのほかにもメーターでの点検もします。（エンジンオイル量が測定できます）
メーターでも「セイジョウ」と表示されました。
交換が終わればＤＡＳテスターでメーターリセットを開始します。
これをする事によりオイル管理の走行距離がリセットされるのです。
この作業ができないとメーターには、ずっと表示したままです。
目に入るので気になります。
次にブレーキオイル交換します。
バッテリーも交換します。
このタイプのバッテリー大きい
バッテリーの箱には２５．５Ｋｇと書かれています。
取り付ける箇所も狭い。。。配線も邪魔。。。
なかなかの作業です。
この作業をする時にはテスターをつなぐ（ＯＢＤ）と言います、この箇所よりバックアップ電源をつないでおきます。つないでる間に交換します。
バッテリー交換も終わりましたので検査場まで行きましょう。
大阪の陸運局
寝屋川にあります。
検査場も少し込んできてます。
ラインに並び順番待ち
順番を待っていたら駐車場から真っ赤なＢＭＷのＥ３０、Ｍ３が出てきました。
「カッコいいな～」って見ていたら運転している方、知り合いでした。
すぐにお電話をしてお互いがラインに並んでいる事で話をしました。
久しぶりにでした。 お互い外車の整備士として頑張っています。（向こうはＢＭＷのＥ３０専門店です）
Ｅ３０の事なら任せておけ！ 職人であります。
お電話をしてる間に順番がきました。
ラインもスムーズに進み合格です。
検査証とステッカーをもらい工場へもどります。
綺麗にお掃除するのですが、もとから凄く綺麗です。
書類を忘れずクルマへ積み込み完了です。
お客様へご連絡し取りに来て頂きました。
Ｕ様、いつもご利用誠に有難う御座いました。
今後とも宜しくお願いいたします。
【今回の修理代】
￥７５３５０円 （税別）
諸費用は別途必要です
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大阪府東大阪市にある輸入車専門の修理工場です。
トータルカーサービス アプリルは「プロが頼るプロの店」です。
輸入車専門の工場として大阪近辺の中古車店や整備工場から頼まれる「縁の下の力持ち」として頑張っています。
外車の修理は難しく専用テスター等必要になります。
ベンツで言いますとＤＡＳ、ＢＭＷはＤＩＳという専用テスターですが、アプリルは当然完備しています。その他の外車や国産車でも対応できるテスターもあります。
外車・国産の故障でお困りの方、アプリルに来て下さい！お待ちして降ります。新車・中古車の販売もしています！
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