韓国語の小説の翻訳コンテストの
締め切りが明日に迫ってきて、
ここ数日かかりっきりになっています。

昨夜も寝落ちして夜中に目覚め、
そこから今朝の4時まで
パソコンに向かっていました。

思考が回らなくなってきたので、
4時頃に一度眠ろうと横になったのですが
頭の芯が冴えてしまって

寝ているのか寝ていないのか
わからない状態でいた時、

マンションの火災警報と
管理室のアナウンスが入り
飛び起きました。

火災が本当に起きているか確認中とのこと。
5時を過ぎたところでした。

ソウルは人口密度が高く
戸建住宅より高層マンションが一般的です。

私は今15階のマンションの
14階に住んでいるので、
下の階で火災が起きれば
屋上に逃げるしかありません。

屋上は普段鍵がかかっているので、
その鍵を持って上着を着て、
様子を伺っていました。

結局、誤作動だった様で
何事もなく一安心でした。
(警報の誤作動とかやめてほしいですが…)

じつは、私がこの世で一番怖いものの一つは
火事や災害です。

最近でもたまに見る夢は
地震で自分のいる建物がグラングラン揺れて
真っ逆さまに倒れる夢です。

以前、情報番組で地震への備えについて
やっていた時に

「人はみんな自分が死ぬとは考えず
生き残った場合の心配しかしない。
だから本来一番やらなければならないのは
食糧などの備蓄よりも
まずは家具の転倒防止だと。」

これを心理学用語で
「恒常性バイアス」とか
正常性バイアス」と呼ぶ様です。

私はこれを見て本当にびっくりしました。
普通の人は自分が死ぬとは思わない
という事実に。

というのも、小学生の頃母親から
一家心中に誘われたことのある私は
実は死というものが本当に自分にとって
リアルなもので、

何があってもすぐに死んでしまうほどの
恐怖を感じやすかったのです。

生きていくためには
その恐怖を無意識的に
無かったものに抑えつけるしかなく

恐怖を感じない様にするには
恐怖だけを切り取って抑圧することは
できないので、喜怒哀楽のすべてを
抑圧して生きて来たのです。

私は出世の月が山羊座なので、
感情を抑圧しがちな特徴そのものです。

東日本大震災をきっかけに
そのトラウマというか
インナーチャイルドが
浮上してきて

そこから約2年半に渡って
ホメオパスによる
インナーチャイルドセッションを受け
そのことに気づかされました。

その後もブロックやビリーフと呼ばれるような、
愛されない自分という設定をかきかえることや
パートナーシップのこと、
そしてお金を使うことへの罪悪感など

自分の内面に向き合い続け
パートナーである夫ともぶつかり合いながら

少しずつ自分を変えていく努力を続けた結果
ものすごく楽に生きられる様になってきました。

そして、今朝起きた一件で
不思議なことに以前だったら感じていたであろう
なんともいえない恐怖感、ザワザワする感じが
ないことを発見しました。

若い頃は感情を抑圧していたため鬱っぽく
朝が来るのがイヤでした。
つい最近まで自分に自信もなかったです。

生と死は一体なので、
死ぬのが怖くなくなるに連れて
生きるのも怖くなくなってきた気がします。

そうであってこそ、生きている時に
挑戦できる勇気が湧いてくるのかもしれません。







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