3月11日は東日本大震災の発生日です。
3月10日は東京大空襲、9月1日は関東大震災、9月11日は
ワールドトレードセンターの航空テロ。
よく巷で関連付けられる日付ですね。
悪夢のような3・11から早くも2年が経とうとしていますが、
本当に「震災と原災は 遠くなりにけり」といった様相ですね。
震災について報道されても「復興がんばりましょう」のようなものが殆どで、
震災・原発災害を検証するという雰囲気が日に日に薄れているように
感じられます。前に進むことと同時に、被害を徹底的に調査・分析し、
今後のために役立てることこそ大変重要だと思います。
津波被害に関してはあれほどの犠牲を視覚的に認識させられたため、
一定の前進が見られるようですが、原発に関しては、
放射性物質が無味無臭の上、低線量被曝の研究データが地球上に
過去存在しないため、研究者ですら、つまりは
「わからない」状態で議論は四分五裂、そこに利害得失が入り混じって、
何が真実なのか、科学なのか、
思い込みなのか、仮説なのかもわからない状況にあります。
また、未だに原発事故当時の会議映像は明らかになっていませんし、
いつの間にかマスコミの話題にも上らなくなっています。
政府事故調査委員会の委員も報告書に書けなかった事実が
たくさんあることをインタビューや手記で証言している一方で、
では、次の検証はどうか?というとこれも為される動きが無い。
現代では情報も受身ではなく、一人一人が自ら掴み取っていく
スタイルになったと言えます。
他人と過去は変えられませんが、自分と未来は変えられます。
どうぞ後悔の無い人生をお送り下さい。