過ちを改める | 連続アメブロ演義 まとひ

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剣龍之介のいま、つたえたい話

お宮様が言う。

「『過ちて改めず、これを過ちという』、これはもっともな言葉です。人間は、自分たちの知性を超えるものは何でも神様に祭り上げてしまいます。困れば神様、神様に許してもらえば悪いことも消えるというのです。

そんなことはないのです。祈ったからといって、過ちが消える事はありません。
しかし、行いを変える事で過ちを償う事が出来るのです。

人間が狭い世界にいる時代はもう終わりました。広い世界で広い視野で生きて参りましょう。世界には色々な学問があります。こまごまとした分野に分けられていますが、それは人間が分けたものです。地球上の全ての生命を幸せにするために学問は存在しております。その目的を見失ってはなりません。『私はこの分野だから、僕はこの分野だから』と、他の分野に関心を失う人々が多いのは残念です。

皆様、お一人お一人が世界の一員なのです。あなたの行動は、世界の浮沈に関わっているのです。表面ではささやかな波でも、海底では大きなうねりとなるのです。ぜひ、ご自分を磨いて下さい。あなたが生きている事に大きな意味があるのですから」