連続アメブロ演義「まとひ」 人生の主人公は? | 連続アメブロ演義 まとひ

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剣龍之介のいま、つたえたい話

矢祭蓮が言った。

「一部の人にとって人生とは美術品のようだ。
その評価を決めるのは周囲の批評家たちなのだから。

だけど、それって寂しいよな。オレたち、それぞれが人生の主人公なんだから。
人間は、自分の思い描いたとおりの人間になる。外見じゃない、醸し出す雰囲気がさ」

そういって蓮は、はにかんでみせた。