連続アメブロ演義「まとひ」 平和を得るために | 連続アメブロ演義 まとひ

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剣龍之介のいま、つたえたい話

「激情が理性を陵駕している限り、争いは絶えません。やられてやり返していれば憎しみがつのるだけです。やがて、何のために争っているのかも忘れて、争うこと自体が目的になっていきます。未熟な大人は子供たちに争うことを教え込みます。





主義主張、宗教、階級、人種、肌の色、言葉、文化、未熟で視野の狭い大人たちにとって理由は何でもいいのです。何も知らない無垢な者たちに、伝統だとか掟だとか運命だとか、とにかく覚え込ませます。彼らは自分たちの未来を汚していることに気付いていないのです。自ら、平和や調和、幸福に背を向けて、谷底に転がり落ちていっているのです。





悪いことをしたから誰かから罰を受けるのではありません。あなた自身が自らを裁くのです。あなたの良心と理性が答えを出します。悪行はいくらごまかしても悪行なのです」