連続アメブロ演義「まとひ」 必要な限度について | 連続アメブロ演義 まとひ

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剣龍之介のいま、つたえたい話

 劉簡は豪快な男で、酒をよく飲んだ。ある時、
八斗の酒を飲み、数日床に伏して、酷い目に遭っていた。

「必要な物の限度を賢者は直感で知りますが、
それ以外の者たちは酷い目に遭って、その経験で知ります。」

 先生は、そうおっしゃった。
多くの者は劉簡を笑ったが、孫温と陳到のみはこの言葉の意味を知ったようだった。