なんだか最近ドタドタ?ドタバタ?バタバタ?してまして…。
公演のご報告も御礼もしないまま失礼しました。

Peek‐a‐Boo第11回公演「ピース!!!」(4/2~
6東京芸術劇場)が無事に終了しました。ご尽力いただいた方
々、本当にありがとうございました。お陰様で動員数も120
0超!たくさんの人に観て貰えました。観に来て下さった皆様
も、本当にありがとうございました。

私にとっては、色々あった公演でした。

本番直前に母が急逝しました。

その為、稽古場を3日間空けなければならず、非常につらかっ
た。
母が死んだ悲しみよりも、死んだ事の報告と、3日稽古場を留
守にする事の申し訳なさと、母に対して何も出来なかった事に
対する情けなさと…その事の方が大きく…重く…

ただ「事務的に事を運ぶしかないのだ」と自分に言い聞かせ、
効率を考え…そうではない父に苛立ち…

稽古場は副代表「Y」を初め、皆が守ってくれました。通し稽
古はとっくに済んでいたので、心配はしてませんでした。
本当は母が死んだ事も隠して事を進められたらどんなによかっ
たか知れません。でも、3日も休む事の言い訳が他に思い浮か
びませんでした。
休まなければいけないと言う日の初日に稽古場に顔を出し、報
告しました。みんなの顔は見られませんでした。顔はあげてい
たんですけど、一人一人の顔を見てしまうと、言い表せない思
いで、言葉にならない気がしたからです。

演劇人として、演出家が3日間も稽古場を留守にするのはどう
なのか?ダメじゃねえか?

…ダメだと思います。何も言わずに許してくれた皆には感謝し
てます。

人はいつか死にます。

その死んでしまう誰かが、自分にとって大切な人なら、その人
の為に精一杯出来たって思えるように接しておこう。その人が
元気なうちに。
自分の人生だから、自分中心に考えがちですが、自分中心に考
えるなら、なおさらです。


僕は後悔するしかないですが…


ただ一つだけ…今更だけど…


おかあさんありがとう。


最後の最後にあなたのお陰で、また一つ強くなれました。


本当にありがとう。