小さなお誕生日会③

次の朝 ママさんは仕事をキャンセルして
朝一番 病院へ連れてってくれた
だって朝起きたら
目、目が
ガビガビでちゃんと開かない
ちなみに可哀想過ぎる僕の写真はないです
ママさんはパニクりながらも散歩を済ませ（僕はおトイレ外でしかしたくないんだ だからまず車に乗る前に散歩）
病院まっしぐら


ヌルヌルした薬を目玉にブチューと入れられて 茶色い薬を目の回りに塗りたくられた
自慢の真っ白なじじ眉に薬の色が付いて
茶色の眉毛になったまま おウチに帰りました
か、かっこ悪過ぎるー
またまた言いますが 可哀想過ぎる色の眉毛顔の写真は やはりないです


玄関の鏡を覗いたら 僕の顔じゃないみたいでビックリしちゃった
後ろからママさんは何やらブツブツ言っている

ん
あ、抱っこか
フムフム なかなかいい
そっか病気だからこんなにママさんは優しいのか(￣ー
あれ
泣いてるの
そ、そんな泣かなくても


ごめん ダニー...
先生が言ってたよ
月曜日あたりはかなり痒かったと思います
って...
月曜日
ダニーの誕生日なのにね
一人きりの時に 痒くていっぱいオテテで目をさわったんでしょう？
ママがちゃんと側にいたら こんなに酷くならなかったよね

今夜は家族皆一緒だよ


2013/3/27(水)











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