no title

今、正直ここに何を書こうとも、恐らくそれは綺麗事にしかなり得ないのだろうけど。


コールドミルクの解散が決定しました。

発表がこんなに急な形になってしまったのも、そもそも解散する事になってしまった原因自体も、全てが俺一人で巻き起こしてしまったものと言えます。


他のどんなバンドの事は知らないけど、少なくとも俺達四人の中には、形容し難い、意志の様な何かを確実に大切にして来ました。

それを、俺一人だけが、持ち続ける事が出来なかった様に思います。
いや、むしろ最初から持っていなかったのかもしれません。
それが、どんなに重かったのか、軽かったのかも、今となってはもう分かりません。

上手く言えないけど、本当に、このバンドを作った事で、いや、それ自体に罪なんて一つもなかったはず、にも関わらず、ただ沢山の人達を傷付けるだけの結果としてしまった、俺が、たった一人で。

楽しかった事も沢山沢山あったはずなのに、もう思い出せません。

特にメンバーの事は、言葉では説明がつけられない程、深く傷付けました。

俺は、ただの、口先だけの、見下げ果てたクズ野郎です。


でも、最後のライブが終わるまでは、それでもコールドミルクのフロントマンだから。

今はまだ崩れ落ちちゃいけない時だから。

もうちょっとだけ、自分なりに頑張ってみるから。

最後に一度だけ、俺達と人生を共有してくれたら嬉しいです。

俺達四人で奏でる音は、とにもかくにも、その日が最後になるでしょうから。

俺はただ歌うよ。

待ってるね。





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