SONY製 カセットデッキ TC-K 777esⅡ を改造して使用開始しました。(当方、電機系技術はない為、専門家へ依頼)
改造内容は、
1)基盤(音質に関わる部分の)ハンダをWBT製銀入りハンダへ入れ替え
2)コンビネーションヘッドを6N巻き線:捺印68431ヘッドに交換
1)はハンダ吸い取り機が必要とされ、基盤の部品を損傷しない技術を要する作業の為、岡山の○ットメイトに依頼
2)68431ヘッドと、代替用68411ヘッドは抵抗値が異なる為、単純交換不可。交換作業及びイコライザー部分のインピ-ダンスのマッチング抵抗等改造を△onson ラボに依頼。
結果:
所有中のハイエンド系機器からの音源を録音再生したところ、その音質もまたハイエンド級となりました❗
相性の良い高性能SONY製メタルテープ使用時の音質は、nakamichi 1000ZXLの更に上のパフオーマンスを展開。(同一テープ使用での比較)
高域は、スペック上は1000ZXLの方が上のはずですが、全く劣る事なく伸びており、低域はNakamichiのディスクリートヘッドの如く切れ味鋭く、そしてNakamichiデッキ群※よりもさらにローエンドを再現。
左右chのセパレーション 、ドルビーOffでの静粛性 、安定感は最高レベル。
ヘッドプレッシャーリダクションよる変調ノイズ低減効果、ヘッド金メッキ効果、ストレスフリー6N巻き線ヘッドは、Nakamichiデッキのディスクリート3ヘッドに近い特性なのかもしれません。
因みに、 nakamichi1000ZXLはシステム上17Hz以下がローカットされています。その為、大口径ウーハーでの再生音にやや弱点があると言えます。
注1)音質のコメントは、あくまで私見です。計測器等で測定した結果ではございません。
ヘッドフォンではなく、十分な音量でスピーカーから再生した音質を評価したものです。
SPはアルニコマグネット搭載の38cmWF(エベレストではない方のシングルWF)、プリはdual balancedAAVA、パワーはA級モノ×2。
NakamichiとSONYカセットデッキのライン出力ゲインに差がありますが、良質のプリアンプへの接続の場合はボリュームの位置の差になります。
注2)ハイエンドの定義は定かではありませんが、自分は概ね100万円/個程度の各メーカーのフラッグシップ機器をハイエンド機と考えております。(数百万円以上する価格帯の機体は超ハイエンド級と言うべきでしょうか。)
※Nakamichi デッキ1000ZXL,1000ZXLLTD,Dragon,CR70